風水害対策
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水害から身を守るために
近年、全国各地で大規模な水害(洪水)が発生しており、姫路市においても過去に災害救助法が適用されるような大規模な水害が発生しています。全国各地で発生している水害は、姫路市においても発生する可能性がある災害であることを皆さまに認識していただき、水害から身を守るために知っていただきたい情報についてまとめました。
「水害」から自分の身を守るために (PDF形式、3.16MB)
自治会で回覧した分です

河川(外水)氾濫
大雨等により河川の水位が上昇することを「河川洪水」といいます。更に水位が上昇し、堤防から水があふれたり、堤防が決壊して起こる現象を「河川(外水)氾濫」といいます。
大量の水が速い速度で一気に市街地へ流れ込み、河川の近くでは、わずかな時間で住宅等の浸水や倒壊、人的被害が起こるという特徴があります。一度発生すると広域に被害がおよび、数週間にわたって水が引かないこともあります。
最悪の場合、住宅が水没してしまいます。
河川があふれる前に避難しましょう!
川ごとのハザードマップはインターネットでも確認できます。

公開されている河川は一級・二級河川の8河川です。
- 揖保川
- 市川
- 夢前川
- 大津茂川
- 天川
- 西浜川
- 船場川
- 八家川


内水氾濫
市街地などに短時間で局地的な大雨が降ると、河川や水路の排水が追いつかず雨水があふれて建物や土地、道路などが水浸しになることを「内水氾濫」といいます。近年、日本では短時間強雨(1時間降水量50mm以上)の発生が増加傾向にあるため、「内水氾濫」が発生する危険性が高くなっています。
道路冠水や住宅への浸水が発生している時に避難所へ行くのは危険が伴います。その時は、無理に移動などせずに自宅の2階などの高い所へ避難しましょう。


姫路市から発令する避難情報
水害や土砂災害の危険性が高まったとき、姫路市から次のような情報を発令します。
- 高齢者等避難 避難に時間を要する人(ご高齢の方、障害のある方、乳幼児等)とその支援者は危険な場所から避難をしましょう。その他の人は、避難の準備を整えましょう。(非常時持ち出し品の準備や避難所、経路の確認等)
- 避難指示
危険な場所から全員避難してください。避難所までの移動が危険と思われる場合は、近くの安全な場所や、自宅内のより安全な場所に避難しましょう。 - 緊急安全確保
既に災害が発生している状態です。命を守るための最善の行動をとりましょう。

避難についての基本的な考え方
避難指示等が発令された時、避難所へ行くことだけが避難ではありません。激しい風雨の中や日没後に避難所へ避難することは危険が伴います。そのため、事前に、わが家にはどのような危険があるのかをハザードマップ等で調べておきましょう。万が一、災害などの危険が迫った時に備えて、自分や家族はどのような避難行動をとればよいのか、また、屋外へ避難をすべきか、屋内で安全を確保すればよいのかなどを確認しておきましょう。
風水害時の適切な避難行動について

姫路防災ネットに登録を
姫路市では、携帯電話での情報提供サービスとしてひめじ防災ネットを導入しております。
ひめじ防災ネットについて詳しくは、次のページをご覧ください。
ひめじ防災ネット

スマートフォン専用防災アプリ「全国避難所ガイド」
スマートフォン向け防災アプリとして「全国避難所ガイド」を活用しましょう。
- 防災情報をプッシュ通知
- 指定避難所までのナビ機能
- 浸水想定区域等のハザードマップを表示
- 災害時伝言板機能による家族の安否確認

iOS用

Android用

いざというときに備えて
避難所へ避難するときは、最低限必要なものをもって避難しましょう。大規模な災害になれば、避難所へ支援物資が届くのに数日かかる場合もありますので、水や非常食などは事前に準備しておきましょう。
- 非常食品
- 携帯ラジオ
- 救急・衛生用品
- 照明器具

自主避難
避難所は姫路市から「高齢者等避難」を発令したときに開設します。しかし、それ以前であっても自主的な避難を希望される方のために、次の1から4をすべてを満たす場合に自主避難所を開設します。なお、自主避難所は各小学校区につき1箇所で、原則、各小学校とします。ただし、谷外校区は城山中学校、四郷校区は四郷中学校、別所校区は東中学校とします。
- 台風の大きさ【大型(大きい)強風域半径500キロメートル以上】
- 台風の強さ【非常に強い 修身付近の最大風速が44メートル毎秒(85ノット)以上】
- 台風が上記1および2の勢力を保ったまま、兵庫県に上陸、または接近する恐れがある場合
- 台風の最接近が夜間(日没後)になることが見込まれる場合
ただし、上記に満たない場合であっても、風雨等の状況から開設が適当とする場合においては自主避難所を開設します。また、開設の状況によっては小学校以外になることがあります。

土のうについて
住宅等への浸水を防ぐ手段として「土のう」等を設置することは有効です。梅雨や大風接近時などは大雨による浸水があらかじめ予想されるため、雨が降る前から事前に準備をしておきましょう。
土のうは、ホームセンター等で購入可能です。消防署等が保有している土のうは、河川等の決壊などの大規模な被害の発生を防ぐために保有しているもので、個人宅への配布などには対応しておりません。

水害による緊急時の連絡先
- 姫路市災害対策本部
電話:079-221-2200(災害時専用) - 姫路市危機管理室
電話:079-223-9593(平時)

風水害マニュアル

風水害に備える
- ラジオやテレビなどで、気象情報には十分に注意
- 懐中電灯や携帯ラジオ(予備の電池付)を用意
- 大切な家財道具は、できるだけ高い安全な場所へ移動させましょう
- 防災行政無線や広報車などによる、市や防災機関の呼びかけをしっかりチェックします
- なるべく早く帰宅し、交通機関のマヒなどにより遅くなる場合は、経路や帰宅予定時刻を在宅の家族にはっきりと伝えます。
- 非常時持出品(飲料水や食料も最低3日分確保)を準備しておきましょう

洪水のときは、どうする?
- はだしや歩きにくい長靴はダメ。ひもでしめられる運動靴がよいでしょう
- 歩ける深さは約50センチメートルが限度。浸水が腰まであるようなら、無理をしないで高い所で救援を待ちましょう
- 子どもやお年寄りには浮き輪が役立ちます。ただし、足が底に届かない深い所では流されてしまうおそれがあるので、できるだけ使用を避けましょう
- はぐれないようにお互いの体をロープで結んで避難します。水深が浅ければ子どもを歩かせてもかまいませんが、絶対に目を離さないこと
- 水底の危険物に注意。割れたガラス類ばかりだけでなく、思い切り体重をかけることによって捻挫してしまうものもあります
- 赤ちゃんにはベビーバスも便利です。絶対に目を離してはいけません