働く人のメンタルヘルス
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- ID:3630
近年、長時間労働や仕事上の過度なストレス等によるこころの病気の問題は深刻化しており、労働者のメンタルヘルス対策が重要視されています。
こころの健康を守るためには、軽い不調の段階で気付き、自分で対処したり、仕事仲間が一緒に改善に取り組んだりする「職場のメンタルヘルス対策」が重要だと考えられています。

メンタルヘルス対策の取り組みに関する調査結果について
働く人のメンタルヘルス対策として、姫路市保健所では企業の実態を把握するために平成29年度と令和5年度にアンケート調査を実施しました。この結果を踏まえ、保健所ではメンタルヘルス情報の提供やメンタルヘルス研修会や相談等を行ない、働く人のメンタルヘルス対策への支援を行っていきます。

調査方法

調査対象
姫路経営者協会加入企業661社

調査方法
メールまたはファクスまたは電子申請システムによるアンケート調査

調査期間
令和5年5月から6月まで

回答数
109社(回収率16.5%)

概要

メンタルヘルス不調者の傾向について
- 平成29年度と令和5年度ともに、4割以上の不調者がおり、メンタルヘルス不調者は増加傾向です。
- 企業規模が大きくなるほどメンタルヘルス不調者のいる割合が高いです。
- メンタルヘルス不調者が現れる原因は、「職場の人間関係の不適応」が最も多いです。

メンタルヘルス対策の取り組みについて
- 平成29年度の71.6%から、令和5年度は78.0%に増加しています。
- 取り組み内容は「従業員の相談窓口の設置」が最も多く、次いで「ストレスチェック等の心の健康診断」が多いです。
- 取り組んでいない理由は「取り組み方がわからない」が7割です。
- メンタルヘルス不調者の有無にかかわらず、メンタルヘルス対策に取り組む事業所は増えています。

調査結果

メンタルヘルス不調者がいる事業所は、47.7%です。
(1)メンタルヘルス不調者の有無
(2)メンタルヘルス不調の原因(複数回答、延数)

メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所は、78.0%です。
(1)メンタルヘルス対策の取り組みの有無
(2)メンタルヘルス不調者の有無とメンタルヘルス対策の取り組み
(3)メンタルヘルス対策に取り組んでいない理由(複数回答)
メンタルヘルス対策に取り組んでいない理由は、全体で「取り組み方がわからない」69.2%、「必要性を感じない」23.0%、「経費がかかる」11.5%です。
「必要性を感じない」の割合が、平成29年度の5割から令和5年度は2割へ減少しています。
(4)メンタルヘルス対策の具体的な取り組み内容(複数回答、延数)

相談機関

働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(厚生労働省)
詳しくは働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」(厚生労働省)のページ別ウィンドウで開くをご覧ください。
心の健康に関する情報を提供しています。

はりまいのちの電話

姫路市保健所健康課 精神保健担当
お問い合わせ
姫路市 健康福祉局 保健所 保健所健康課
住所: 〒670-8530 姫路市坂田町3番地 中央保健センター3階別ウィンドウで開く
電話番号: 079-289-1641
ファクス番号: 079-289-0210