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    令和4年11月7日市長記者会見

    • 公開日:2022年11月7日
    • 更新日:2023年11月20日
    • ID:22621

    会見事項

    1. 子ども子育て窓口のワンストップ化について
    2. 世界遺産登録30周年記念プレイベント 姫路城Castle History 鏡花水月について

    報告事項

    なし

    市長会見内容

    市政記者クラブの皆さま方には、お忙しいところご出席をいただきまして、ありがとうございます。
    さて、秋も一段と深まり、おでんや、お鍋がおいしい季節になりました。そこで食に関する話題でございます。先日、資料提供いたしましたが、さいたま市で開催された「第4回食品ロス削減全国大会」において、本市の食品ロス削減マッチングサービス「Utteco Katteco by タベスケ」が食品ロスの削減に効果的かつ波及効果が期待できる取り組みとして、「審査委員会委員長賞」を受賞いたしました。
    「Utteco Katteco by タベスケ」は、民間のシステム会社と本市が共同で開発したサービスで、昨年3月から市内の精肉店やパン屋などの小売店、カフェなどの飲食店から発生する食品ロスを少しでも減らそうと、店舗と消費者をマッチングする取り組みです。運用開始以来、報道各社の皆さま方に取材いただいたおかげをもちまして、多くの協力店にご参加いただき、延べ9.7トンの食品ロス削減を図ることができました。
    効果に着目した多くの自治体で同サービスが導入され、現在では、姫路市を含めた全国11自治体で運用しています。今後も、周辺の自治体へ導入を呼びかけ、利用者と店舗にとって、より利便性が高く効果的なシステムにしていきたいと考えております。市民の皆さま、事業者の皆さまにおかれましても、「もったいない」を合言葉に、身近なところから食品ロス削減に取り組んでいただきますようお願いいたします。
    それでは、本日の会見事項について、発表をさせていただきます。

    子ども子育て窓口のワンストップ化について

    まずは「子ども子育て窓口のワンストップ化」についてです。
    これは市役所の2階と9階に分かれていた「子ども子育て関連」の窓口を2階に集約し、各種手続きをワンストップで行えるようにするとともに、DX(デジタルトランスフォーメーション)の取組みにより、窓口の混雑緩和や待ち時間の削減を図るものでございます。また、レイアウト変更にあわせて、職員の業務の効率化など、オフィス改革も図ってまいります。
    オープンは、来月の12月5日を予定しており、リニューアルの特徴といたしましては、お手元のレイアウト案にありますように、中廊下を廃止し、1つの大空間とすることで開放感のあるフロアとしたほか、各係や担当内で自由に席を移動できるグループアドレスの導入や、業務ごとに固定化しない窓口カウンター、本庁舎と支所等を専用端末で繋ぐ遠隔行政窓口の設置など、オフィス改革を採り入れております。
    その効果でございますが、市民の皆さまの庁内での移動距離や滞在時間を短縮させるほか、新たに導入いたします受付発券機やインターネットを利用した来庁予約により、窓口の混雑が分散され、待ち時間も削減されるようになります。また、親子待合スペースや、プライバシーに配慮したL字型カウンターを設置することで、来庁者が安心して快適に滞在いただけるような窓口となります。さらに、来年の春以降となりますが、本庁舎と支所等を専用端末で繋げ、画面を通じて対面で相談業務等ができるようになり、これまで本庁舎や地域事務所でしか取り扱っていなかった手続きが行えるようになるなど、市民サービスの拡充、利便性の向上を図ってまいります。
    また、職員は、業務内容に関係なく空いている窓口カウンターで応対することで、効率よく窓口対応が可能になるほか、より集中して業務をおこなうためのソロワークスペースや、グループアドレス等を導入することで、作業の効率化、生産性の向上を図ってまいります。あわせて、各課で分散管理していた事務用品等を一括管理し経費を節減するほか、収納庫の数を削減し、ペーパーレス、ペーパーストックレスなどのオフィス改革にも積極的に取組み、市民サービスに還元できるよう努めてまいりたいと考えております。

    世界遺産登録30周年記念プレイベント 姫路城Castle History 鏡花水月について

    続きまして、姫路城ライトアップイベント「姫路城 Castle History 鏡花水月」についてです。日程等につきましては、先月に資料提供をしておりますが、内容等をもう少しお示しできるようになりましたので発表させていただきます。
    今回の会場となる三の丸広場には、本多家時代に向屋敷庭園が造営され、御殿のほか、池や茶室があったと言われています。現在はその姿を見ることはできませんが、この度のイベントでは、約400年前の千姫様や忠刻公がご覧になられたかもしれない月明りの池に映し出された姫路城の水鏡を光と水と音楽で再現するものでございます。
    会場構成としては4つのエリアを設けております。まず1つ目の「武者溜り」では、石垣のライトアップや月のように見えるバルーンをお堀に浮かべ、お客様をお迎えします。次に大手門をくぐり、メイン会場となる「三の丸広場」では、8箇所のタワーからレーザーサーチライトを広角に照射し、オーロラをイメージさせる光のベールが夜空を彩ります。また、奥行25mの大きな水盤を設置し、水面には姫路城を映すほか、プロジェクションマッピングや人工的に波紋を発生させることにより、タイトルでもある鏡花水月の世界観を演出するほか、6万球のLEDイルミネーションが音楽に合わせて、波紋や水の流れ、光の繋がりを表現します。次に「帰り道の桜並木」では、プロジェクションマッピングにより、仮想の水の上を歩くような空間を演出します。最後に「武蔵野御殿跡前」では、昔懐かしい影絵遊びが楽しめるゾーンとして「影絵インスタレーション」にて影絵遊びをお楽しみください。なお、チラシ裏面の二次元コードを読み取るとプロモーションムービーをご覧いただけます。
    また、イベント初日の12月2日(金曜日)午後5時10分から、点灯セレモニーを予定しており、会場の皆さまのカウントダウンと共にピアノ・シンセサイザーの生演奏を披露します。来年の世界遺産登録30周年を記念する事業のプレイベントとして、世界に誇る姫路城の価値を未来に繋げるきっかけとなる輝きを、皆さまにお届けできればと思っております。
    また、このイベントと同時期の12月1日(木曜日)から姫路城入場者向けのキャンペーンとして、「旅する姫路!地域クーポンキャンペーン」を開始します。このキャンペーンは、姫路城縦覧券を購入いただいた方に、市内のお土産物店、飲食店、観光施設で使用することができるクーポン券をセットで配付し、市内における消費促進と観光施設への誘客促進を図るものです。クーポン券の額面は、大人800円、こども240円としており、有効期限は姫路城を縦覧した日を含めて2日間となっております。
    日中、姫路城を訪れた後には、クーポン券でお得に買い物やお食事などをお楽しみいただき、夜にはライトアップイベントで感動のひと時を過ごしていただいて、冬の姫路をぜひご堪能いただきたいと思っております。私からは、以上でございます。

    質疑応答(要旨)

    記者:
    子ども子育て窓口のワンストップ化の導入に至った経緯や狙いなどについて、お教えください。

    市長:
    ワンストップ化は、私が市長になった時からの公約です。子育て中の皆さまが、市役所に行って、いろいろと窓口を回って、1日がかりで手続きをすることは、お子さんの体調もありますし、とても大変なことです。その部分については、行政サービスとして改善の余地が一番大きい所であり、少なくとも、2階と9階に分かれているものを同じフロアにするだけでも効果はあると思っておりました。
    導入にあたっては、一か所に無理やり押し込んでいくだけではなく、DX(デジタルトランスフォーメーション)の観点からスマートフォン等での来庁予約を採り入れたほか、親子待合スペースを設けて、待ち時間に伴う子どもたちのストレス解消や、子育て中のお母さんやお父さんの情報交換の場となるよう工夫しました。サービスを提供する側においても、業務ごとに窓口を固定化せず、市民の皆さまが移動しないことで、担当課の連携がスムーズにいきますし、申請時期ごとに発生する窓口の局所的な集中も緩和されます。
    今回のワンストップ化は第一段階ですので、その他の健康福祉や市民生活に関する部分も、なるべくワンストップ化できるようにしていきたいと考えております。

    記者:
    姫路城のライトアップイベントについてですが、水盤の上に映像を映すのではなく、実際のお城が映っているのが見られるということでしょうか。

    市長:
    その通りです。水深の浅い小さなプールのような水盤を三の丸広場に設置し、夜間にライトアップをしているお城を水面に映すものです。
    会見でも述べましたけども、千姫様や忠刻公は、この三の丸にあった武蔵野御殿や庭園で生活をされていました。千姫様や忠刻公が、月夜にお庭を散歩されていて、ご覧になられたかもしれない水鏡の中の姫路城を再現しております。
    ここからは私の感想になりますが、9月に観月会を開催した時に、今年からディーゼル発電機の使用をやめ、現在姫路城で使用している再生可能エネルギーや電気自動車の電気を利用しました。そうすると、五感で城を感じると言いますか、月夜の中秋の名月と城は、もちろん美しいのですが、さらに発電機の音が無いと虫の声が聞こえてきて、とても斬新に感じました。今回のイベントでもロウソクや行燈しかなかった時代に、月夜に照らされる天守閣と夜の景色がどのように見えていたのかを体験ができるということは非常に興味深いのではないかと思っております。

    記者:
    この感じでいくと、お城の上下が綺麗に逆さになるのでしょうか。

    市長:
    そうですね。実際に水盤を設置してみないと分かりませんが、富士山も逆さ富士になって初めてその美しさがわかると言われるように、より実際の水鏡に近い形で再現するために、綺麗な鏡のように見える時と、波紋を発生させるような装置を入れて水面が揺れている時の演出もする予定です。

    記者:
    旅する姫路 地域クーポンキャンペーンについてですが、配布の上限等はあるのでしょうか。

    観光スポーツ局長:
    予算額に到達次第終了となります。

    記者:
    本会議での質疑質問に係る通告や質問方法等についての申し入れを市長名で議会にされましたが、その理由等についてお聞かせください。

    市長:
    最近、発言通告やその後のヒアリングにおいて、質問内容の論点や争点を明確にされないことなどにより、理事者が的確な答弁を行うことができない状況が多くありました。そこで、議員の皆さまからの真摯な質問に対しまして、丁寧に回答し議論を深めるためにも、歩み寄って欲しいという意見が職員側から出てきましたので、この度の市長名での申し入れに至りました。
    報道後のイベント等で何名かの議員の方とお話ししたなかでは、二元代表制として、議会は議論を深めて、事業を前に進めていくためのものであるから、非常に良い申し入れだったと、比較的ポジティブな意見をいただきました。

    記者:
    市と直接関係はありませんが、神戸家裁で神戸連続児童殺傷事件の記録を破棄していた問題がございました。そこでお尋ねしますが、議員からの不当要求問題の際に、要求事案を記録していなかったことが、一部の事業で明らかになりました。今回の件を受け、再度記録の徹底や保管などについて、職員に指示等はされたのでしょうか。

    総務局長:
    市議からの要望記録については、神戸家裁の件に関わらず、要望記録の様式変更やチェックシートの作成など、全件記録がしやすくなるような体制づくりに努めるとともに、職員に向けた啓発活動に取り組んでいます。
    それから記録の保存につきましては、長期や5年、3年など、保存年限を規程で定めておりますので、その徹底については定期的に指示しているところです。

    市長:
    法律で規定している法務省の公文書ですら、こんなに混乱しているので、我々についても、公文書の管理と破棄については、やっぱり慎重な議論をしていかなくてはならないのかなと思っております。

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