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    令和5年1月17日市長記者会見

    • 公開日:2023年1月17日
    • 更新日:2023年11月22日
    • ID:23207

    会見事項

    1. 姫路城世界遺産登録30周年プレ事業「世界遺産姫路城マラソン2023」招待選手等について
    2. 姫路城世界遺産登録30周年プレ事業「姫路城・菱の門 冬の特別公開」について
    3. 製鉄記念広畑病院跡地「医療・介護ゾーン」の整備について

    報告事項

    なし

    市長会見内容

    市政記者クラブの皆さま、新年明けて初めての記者会見となります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
    さて、姫路城の世界遺産登録から30周年を迎える本年は、姫路城を借景とした古典芸能や、ベルリン・フィル・ハーモニー管弦楽団姫路公演、日本最大級のお城の祭典「お城EXPO(エキスポ)」の特別版を開催するなど、年間を通してさまざまなイベントを展開するとともに、令和7年の大阪・関西万博などを見据えた観光プロモーションを推進するなど、国内外からの観光客の誘致に積極的に取り組むことで、傷ついた地域経済の再生と、躍動感あふれる豊かなまちの実現を目指してまいります。
    今後とも、誰一人取り残されることなく、お一人おひとりが活力に満ちた日々を過ごせるよう、これからも人にやさしい市政、「人をたいせつにし、人に寄り添う市政」を力強く進めてまいりますので、よろしくお願いします。
    それでは、本日の会見事項について、発表をさせていただきます。

    姫路城世界遺産登録30周年プレ事業「世界遺産姫路城マラソン2023」招待選手等について

    まず、2月26日に開催します第8回大会「世界遺産姫路城マラソン2023」の招待選手等について発表します。
    実に4年ぶりの大会開催で、私も初めてスターターを務めますので大変楽しみにしておりますが、競技面で大会を盛り上げていただく招待選手は、マラソン男子の部、山陽特殊製鋼所属の藤原直樹さん、自治ランナーズ所属の坂本隆哉さん、また、将来を期待される若手ランナーとして、RFAJapan所属の岩佐快斗さん、駒澤大学所属の田丸颯さん、東海大学所属の丹羽祐太さん、以上5名と、マラソン女子の部、世界マスターズ女子60から64歳の部のフルマラソンと1万メートルの世界記録保持者、弓削田眞理子さん、世界遺産姫路城マラソン2019大会優勝の横田歩さん、以上2名が出場されます。
    ゲストランナーは、ファンラン5キロの部にASハリマアルビオンの皆さまと、吉本興業の兵庫県住みます芸人、モンスーンのお二人が走られます。また、今大会も引き続き、応援軍師として間寛平さんにも大会を盛り上げていただきます。
    さらに、昨年10月に姫路城とコンウィ城が姉妹城提携3周年を迎えたことを記念した交流事業として、ウェールズから4名の方がマラソンにご参加いただく予定です。
    姫路城マラソンの魅力の一つである沿道の応援につきましては、感染症対策を講じる上で、一般応援の自粛を求めているところですが、コース沿道に設けた12の拠点応援ポイントにて、地元自治会のご協力により各地域の学校、幼稚園等の皆さまの吹奏楽、和太鼓などによる音楽や踊りでエールをお届けします。また、沿道の夢前地域では、ランナーの皆さまに一足早い春の訪れを感じていただけるよう、大会の開催に合わせて、菜の花の栽培をしていただいております。
    大会開催まで残すところ2カ月を切りましたが、市民をあげて大会の成功に向け、おもてなしの準備に取り組んでまいります。なお、大会当日は長時間にわたる交通規制が行われるため、コース沿道の住民の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力をお願いします。
    姫路城マラソンのスタートを合図に、ポストコロナの未来に向かって走り出したいと考えておりますので、よろしくお願いします。

    姫路城世界遺産登録30周年プレ事業「姫路城・菱の門 冬の特別公開」について

    続きまして、姫路城は、今年の12月11日に、世界遺産登録30周年を迎えます。これを記念しまして、2月11日から3月12日まで、「姫路城・菱の門 冬の特別公開」を実施いたします。
    冬の特別公開は、閑散期の姫路城への誘客を図るため、平成29年から実施しており、今回公開します菱の門は、国指定の重要文化財であり、姫路城に現存する最大の城門で、門の上に櫓(やぐら)を設けた櫓門という種類に分類されます。柱と柱を上部でつなぐ冠木(かぶき)に木製の花菱(はなびし)が飾られていることが名前の由来となっており、黒漆や飾金具の付いた窓などに、桃山時代の優美で豪華な雰囲気を残しております。令和3年度の保存修理工事後、初めての公開であり、なかでも2階櫓部は初公開となります。
    また、櫓内では、収蔵品である修復された黒漆塗長持と、酒井家家老の河合寸翁が愛用した硯(すずり)を展示しており、こちらも初公開となります。長持は、酒井家の所有であったにも関わらず、徳川家や松平家を示す葵紋が入っており、酒井家と幕府との深い繋がりをうかがい知れる貴重な資料です。また、硯は、河合寸翁が好んで収集したとされていますが、この硯は、墨を磨るくぼみがかなり摩耗しており、寸翁が多くの文を書き、藩の財政再建のため奔走したのではないかと、想像力をかき立てられる興味深いものであります。公開に先立ち、内覧会を2月9日に計画していますので、よろしくお願いします。
    この特別公開をはじめとする30周年記念事業は、姫路城の歴史的価値・本質的価値を国内外に発信し、より多くの方々に世界遺産・姫路城を知っていただくことで、市の新たな観光政策の展望を拓くものとなります。随時発表してまいりますので、どうぞご期待ください。

    製鉄記念広畑病院跡地「医療・介護ゾーン」の整備について 

    最後の項目に先立ちまして、10月の会見において総務省消防庁による「マイナンバーカードを活用した救急業務の迅速化・円滑化に向けた実証実験」に本市が選出された旨を発表しましたが、昨年10月24日から12月23日までの期間実施しましたところ、速報値になりますが100件近くの活用事例がありました。その中には、円滑な救急搬送や、医療機関との情報連携による適切な医療提供につながった好事例も多く見受けられ、市民の皆さまの命をまもる上で、デジタル化の推進やマイナンバーの普及促進の重要性を改めて認識したところです。
    それでは本件と同様に、多くの市民の皆さまの命をまもることにつながる「医療・介護ゾーン」の整備について説明いたします。
    本市では、県立はりま姫路総合医療センターの開院に伴い移転した製鉄記念広畑病院の跡地を「医療・介護ゾーン」と位置付け、県や各事業者と連携し整備を進めてまいりました。この度、その中核である後(あと)医療病院「三栄会(さんえいかい)広畑病院」の開設日が決定しました。本日は、三栄会の夫(ふ)由彦(よしひこ)統括院長に同席いただいておりますので、私からは、現時点での同ゾーン全体の整備状況についてご説明させていただきます。
    まず、後医療病院についてですが、名称は三栄会広畑病院、開設日は令和5年2月1日、病床数は130床、診療科目は11診療科となっております。計画当初は、病床数100床、診療科目7診療科となっておりましたが、地元からのご要望を踏まえ、三栄会のご尽力により、体制を強化していただきました。本市といたしましても、南西部地域の医療提供体制の確保のため、ふるさと融資など、県市協調での融資支援や運営助成など、円滑な病院開設と安定的な運営に向けた支援を進めてまいります。
    その他の施設の整備状況ですが、まず、社会福祉法人 太鷲会による特別養護老人ホームについてですが、第8期姫路市介護保険事業計画に基づき整備を進めており、ショートステイを含め100床規模の施設が、令和6年4月に開設する予定となっております。
    次に、株式会社ケア21による指定特定施設についてですが、こちらも第8期事業計画に基づき整備を進めており、80床規模の施設が、令和5年11月に開設する予定となっております。
    次に、株式会社日本エスコンによるクリニックモールについてですが、約7診療科目のクリニックが入居する施設が、令和5年12月に開設する予定となっております。
    次に、隣接する夢前川駅についてですが、山陽電気鉄道株式会社により、令和5年度にエレベーターや多目的トイレ設置など、駅のバリアフリー化が計画されております。市では、その整備に合わせ南側に駅前ロータリーの整備を予定しているところです。
    最後に、周辺市道等の整備についてですが、医療・介護ゾーンではさまざまな施設が整備されることから、公共交通との連携や市民の利便性向上のため、両ゾーン間に市道を整備しており、上下水道やガスなどのインフラ整備も並行して進めております。全体的な工期としては、令和6年度を目途に関連工事を完了させる予定となっております。
    私からは、以上でございます。

    三栄会広畑病院にかかる概要説明(三栄会 夫由彦統括院長)

    三栄会の統括院長をしております夫と申します。本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、三栄会広畑病院(以下、広畑病院)について説明させていただきます。
    広畑病院の院長には、現在ツカザキ記念病院で、院長をしております「佐々木裕一」が就任いたします。佐々木院長は現在67歳、昭和55年大阪市立大学卒で、私の同級生でございます。卒業後、第三内科(現消化器内科)に入局しております。医局人事により、平成31年から三栄会に勤務しています。令和2年、ツカザキ記念病院の院長に就任し、この度、広畑病院の院長を任せるに至りました。彼は、他の病院でも院長職を経験しており、病院全体を纏める事に長けた人物ですので、広畑病院を任せるに相応しいと考えております。
    診療科についてですが、当初計画では7診療科での開院をお約束いたしました。医療機能を強化する為、さらに4診療科を追加して合計11診療科で開院いたします。整形外科、人工透析外科、腎臓内科、放射線科の4診療科を追加します。整形外科は、外傷や創傷縫合に対応できますので、地域での必要性が非常に高い診療科です。また、透析に関しては、後医療に関する住民説明会において、専門医配置を含めて体制を強化してほしいと、強い要望を受けました。そこで、腎臓専門医・指導医、透析専門医・指導医を配置し、個室2床を含めて1フロア72床の透析部門を準備しました。維持透析だけではなく、透析導入に伴うシャント手術から、腎臓に関わる疾患を内科的に診療できる一貫した体制を整備しました。その為、人工透析内科に加え人工透析外科、腎臓内科を追加いたしました。放射線科については、MRIやMDCT・一般撮影・透視診断装置などの機器充実に加え、ツカザキ病院の放射線科医師が遠隔で画像診断できる体制を準備しました。
    次に、医療機能についてですが、広畑病院は、回復期リハビリテーション病床50床、地域包括ケア病床80床の合計130床で運営いたします。網干にありますツカザキ病院と緊密に連携して、2病院の一体運営を行います。
    ツカザキ病院では、本館に連続して西館を増築しました。病院規模が拡大し、常勤医師数と職員数も増加しました。その結果、急性期・高度急性期の医療機能がより一層高まりました。特に、救急受入れ機能を更に強化しています。広畑病院は、内科後送2次輪番体制に参加し、コモンディジーズの救急に対応いたします。広畑病院は、日常的な受診に来ていただき、ポストアキュート・サブアキュートさらに、在宅療養からの緊急入院など、地域のさまざまなニーズにお応えできる、より患者さまに近い、地域密着型病院を目指しています。
    ツカザキ病院と広畑病院の連携について具体的に説明します。網干のツカザキ病院と広畑病院の間は、中型バスで、休日を除いて毎日、シャトル便を運行いたします。法人内紹介の患者さんを中心に、ご利用いただく予定です。広畑病院受診中に病状増悪し、高度な医療が必要になった場合は、遅滞なく、法人内の救急車両にてツカザキ病院へ搬送いたします。予定入院など独歩の患者さんに関しましては、先ほどのシャトルバスをご利用いただけるようにしています。電子カルテや画像システムは、ツカザキ病院と広畑病院で全て統一しました。両病院の端末からお互いに閲覧できますので、リアルタイムな状況確認が可能となり、法人内連携がスムーズに行えます。診察券も両院共通にしておりますので、どちらの病院に行かれてもスムーズな受付けが可能となります。
    最後に、広畑新病院は、地域の皆さまに寄り添った地域密着型病院を目指します。皆さまに信頼していただける病院となるように、質の高い医療の提供を心掛けてまいります。

    質疑応答(要旨)

    記者:
    「医療・介護ゾーン」の整備における市の立ち位置を教えてください。

    市長:
    私が市長に就任する前に、県立姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院が統合して、はりま姫路総合医療センターを整備するにあたり、後医療病院を三栄会に担っていただくこととなったと聞いています。そして、関係者の協議の中で、しっかりとした南西部地域の医療提供を確保するため、市と県が連携し三栄会による後医療病院の整備を支援することとしました。また、市で製鉄記念広畑病院跡地を「医療・介護ゾーン」と位置付けて、鉄道事業者などと連携し周辺整備を行い、地域住民の代表の方々にも説明をさせていただきました。
    三栄会の後医療病院は、当初よりも、ベッド数や診療科目を増やしていただき、幅広に人材供給についても考えていただいております。また、シャトルバスなど交通の利便性にも配慮いただいております。同ゾーンには、クリニックモールも整備されることから、地域住民の方にとっても充実した医療体制が提供できるのではないかと考えております。

    記者:
    その他施設のところで、指定特定施設とはどういった施設になるのでしょうか。

    地域医療課主幹:
    指定特定施設というのは、主に有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅をベースとした介護付きの施設であり、65歳以上の高齢者であれば、状態を問わず入居することが可能で、この内「要介護」「要支援」の方は、施設の介護職員から必要な介護を受けることができるものです。こちらでは、サービス付き高齢者向け住宅をベースとした施設が整備される予定です。

    記者:
    介護施設については、駐車場として利用されていた場所を開発されるのでしょうか。

    市長:
    その通りです。

    記者:
    市道は敷地の中に整備されるのでしょうか。

    市長:
    その通りです。市民の皆さまの利便性向上のため、一つの大きな土地だったのものを分割する形になります。

    記者:
    クリニックモールの診療科目は決まっているのでしょうか。

    健康福祉局長:
    現在、事業者が広畑病院と協議の上、調整を進められているところです。

    記者:
    広畑病院と統合前の製鉄記念広畑病院の病床と医師数を教えてください。

    統括院長:
    広畑病院は、地域密着型で常勤医師は15名です。加えてツカザキ病院の複数の医師が、ほぼ毎日、非常勤で広畑病院に入ります。ツカザキ病院の医師数は、4月に常勤108名になります。製鉄記念広畑病院は、高度急性期病院ですので、比較にはなりませんが、常勤医師は約80人程度だったと伺っております。

    医監:
    統合計画前は、製鉄記念広畑病院392床とツカザキ病院201床を合わせて593床だったものが、この度の計画で、広畑病院130床とツカザキ病院406床を合わせて536床になります。

    記者:
    看護師など医療スタッフの確保はどうでしょうか。

    統括院長:
    看護師などは、既に去年の4月に確保し準備しております。

    記者:
    姫路城マラソンについてですが、応援軍師の間寛平さんは走られるのでしょうか。

    市長:
    ファンランも含め、走っていただく予定はございません。姫路城マラソンには、毎年来ていただいて盛り上げていただいておりますので、我々としてもありがたく思っているところです。

    記者:
    ウェールズから4名の方が来られるということですけども、どういった方が来られるのでしょうか。

    市長:
    ウェールズ在住の方が2名、それから日本国内と韓国在住のウェールズ人の方がそれぞれ1名で、40代から60代の男女です。

    記者:
    確認ですが、現在新型コロナの感染者が増加しておりますが、開催されるということでよろしいでしょうか。

    市長:
    そうですね。私どもとしては、この3年間の中で、コロナに対するリスクや、正しく恐れて正しくイベントを開催するノウハウは、かなり蓄積してきたと思っています。
    現状、クラスターや感染状況、感染された方の予後などを確認しておりますが、少なくともマラソンを走られる方が、突然命を落とされるようなリスクが高いかというとそうではなくなっています。これは全国の統計、コロナと季節性インフルエンザのいわゆる簡易致死率と比較してみても、皆さんのご協力やワクチンの普及等もあってコロナの方が抑えられています。
    また、参加者数も今回は想定よりも少なく、さらに、従来のような一斉スタートではなく、複数グループに分けて時間差でスタートする「ウェーブスタート」方式を採用するなど、感染対策については、密をある程度避けて、安心安全にできる体制を構築できております。
    私が市長に就任した最初の年度は、未知のウイルスといいますか、大変怖いウイルス疾患ということで、陽性者が1人もいない中、中止せざるをえませんでした。おそらく強行したとしても、心から楽しむことできなかったと思います。今回も心から楽しめるかどうかは微妙なところですが、第7波の中でも、各マラソン大会が運営されております。
    市としましても、昨年の9月ぐらいから、例えば飲食付きのイベントや、屋外イベント、観月会など、さまざまなガイドラインに則ったイベントをしております。そのあとのオミクロンになってからの感染状況とか、感染伝播様式なども見ておりますけれども、医学的、公衆衛生的にも、特に実施できないということではないだろうと。もちろん今後の状況を把握しながらでございますが、第8波で史上最大の感染者数と言っている状況でも開催できる自信がありますので、開催しようと考えております。

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