令和6年8月7日市長記者会見
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- ID:28428

会見事項
- オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト「隈研吾流オノマトペで見る建築 姫路編」の開催について
- 手柄山 AUTUMN JAMBOREEの開催について
- 人間将棋 姫路の陣の開催について
- Himeji 大手前通りイルミネーションの開催について

報告事項
なし

市長会見内容
市政記者クラブの皆さま方には、お忙しいところご出席をいただきまして、ありがとうございます。
昨日、8月6日の午後11時ごろ、本市職員がバイクで帰宅途中に高齢女性と接触し、高齢女性がお亡くなりになられたとの一報を受けました。事故の詳しい状況は現在調査中でございます。亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。 それでは、本日の会見事項について、発表をさせていただきます。

オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト「隈研吾流オノマトペで見る建築 姫路編」の開催について
まずは、オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト「隈研吾流オノマトペで見る建築 姫路編」の開催についてでございます。
本市の主要事業として、令和3年度からスタートいたしました当プロジェクトも最終年となります。本年度の招聘アーティストである隈研吾先生には、既に6月から、書寫山圓教寺において、パビリオン「くぎくも」を展示していただいておりますが、9月21日から美術館におきましても個展がスタートいたします。
美術館での展示では、隈先生が、「姫路城」、「書寫山圓教寺」、「姫路市立美術館」という姫路の「三大建築」の魅力を、「つんつん」、「ぱらぱら」、「こつこつ」という「オノマトペ」を使って解説します。さらに、ご自身の建築作品約30点を「つんつん」、「ぱらぱら」、「こつこつ」の3つの章にわけ、模型や写真、素材で紹介いたします。また、「姫路建築マップ」の制作・配布や、公募型のイベント・ワークショップも予定しております。
隈先生も多忙の合間を縫って自ら本市を訪れ、姫路ならではの展示を実現するために、準備を進めてくださっております。圓教寺での展示も合わせて、ぜひ多くの皆さまに、姫路でしか味わえない特別な展覧会を満喫していただきたいと思います。

手柄山 AUTUMN JAMBOREEの開催について
続きまして、「姫路球場まつり 手柄山 AUTUMN JAMBOREE(オータムジャンボリー)」の開催についてでございます。
このイベントは、ナイター照明の新設やスコアボードのLED化など、リニューアルしたウインク球場の利活用を市内外にPRするとともに、令和8年10月に新たに誕生するスポーツ施設の開業に向けた機運醸成を図るために開催するものです。
開催は10月5日と6日の2日間で、「ジャンボリー」の名の通り、本市ゆかりのトップミュージシャンのライブ公演や、スポーツ、音楽の他、飲食ブース展開などを複合させた市民参画型の大勢の人々が集う楽しい内容となっております。
球場内に設けるステージの出演アーティストは、ノーベルブライトさんや、レイさん、中村卓也さん、いつかのネモフィラさん、なすおさんのほか、プロダンスリーグのDリーグに参戦するカドカワドリームスさんなどを予定しており、市民団体の皆さんや学生の皆さんにも、舞台にご出演いただこうと計画しております。総合司会は、KISS FMラジオパーソナリティーのターザン山下さんと珠久美穂子さんです。
球場の外では、大道芸やストリートミュージシャンなどの簡易ステージのほか、姫路に本拠地を置くスポーツチームによるスポーツ体験、楽器演奏の体験、キッチンカーによる飲食スペース、さらには、婚活イベントも開催する予定です。
いずれのイベントも無料ですが、ステージイベントにつきましては、有名アーティストの公演時に限り、市民の皆さまを対象とした優先座席を一部設ける予定です。優先座席につきましては、既に資料提供しました手柄山の対象施設を巡るスタンプラリーに参加いただいた方から抽選で招待するもののほかにも、現在計画しており、近日中にご案内する予定です。
また、現在調整中のアーティストも何名かおります。公演プログラムなどとあわせて、決まり次第皆さんにお知らせしますので、お楽しみにお待ちください。

人間将棋 姫路の陣の開催について
続きまして、「人間将棋 姫路の陣」の開催についてでございます。
将棋は、相手から取った駒を自らの駒として指すことができることから、姫路ゆかりの黒田官兵衛の哲学「人は殺さずに活かすべき」に相通じるものがあります。そこで本市では、黒田官兵衛を永く記憶に留めていただこうと、甲冑や陣羽織など戦国衣装をまとった人間の駒を、プロ棋士が指揮し対局を行う「人間将棋」を、令和元年以来5年ぶりに開催することといたしました。
開催は11月2日・3日の2日間で、姫路城三の丸広場で開催いたします。観覧は無料です。
当日は、谷川 浩司十七世名人、脇謙二九段、井上慶太九段、豊島将之九段など、12名のプロ棋士の皆さんにご出演いただくほか、ゲストとして「将棋親善大使」であり、将棋が好きな芸能人の代表としてご活躍されているタレントのつるの剛士さんをお招きします。
開催概要でございますが、「人間将棋」のほか、つるのさんと棋士による「トークショー」や「ゲスト対局」、変わり種の「影武者将棋」、プロ棋士による「指導対局」などを実施するほか、将棋の裾野を広げ、将来、本市からもプロの棋士が輩出されることを期待し、「子供将棋大会」や「子供将棋教室」も企画するなど、参加型の将棋エンターテイメントイベントとして実施いたします。
他にも、今年9月に創立100周年を迎えられる日本将棋連盟様のPRブースや、将棋を知らない海外からの観光客の皆さまにも、日本の伝統文化を気軽に体験し、楽しんでいただけるよう、外国人向けの簡単な将棋教室の開催や、甲冑体験ができるブースの設置も予定しております。
今後、特設ホームページを通じて、詳細情報の発信や子供将棋大会等の参加者募集を行ってまいります。

Himeji 大手前通りイルミネーションの開催について
最後に「Himeji大手前通りイルミネーション」の開催についてでございます。
このイベントは、昨年から開催しており、まちなかの賑わいや出会いの場を官民一体となって創出し、姫路の新たな夜の風物詩を目指そうとしているものです。
開催は「いい夫婦の日」の11月22日から来年2月23日までの94日間で、イルミネーションの点灯は午後5時から午後10時まで、週末・祝日などは午前0時までを予定しております。
主な内容でございますが、昨年度に引き続き、監修を世界的照明デザイナーの石井幹子さんにお願いし、LEDの数や、実施エリアを拡大するなど、前回以上のスケールで、姫路城彩雲ライトアップと連動した一体感のある演出を行います。
さらに今年は大手前通りの一部を歩行者天国にする日を何日か設け、姫路城とイルミネーションを同一視野で楽しめる非日常空間を創出するとともに、歩行者天国だからこそできるイルミネーションの特別演出やイベントを予定しております。
また、このイベントにロマンチックな夜の出会いを提供して姫路市全体をデートスポットにしたいといった思いもございますので、「いい夫婦をすすめる会」とのコラボレーション企画として、「出会い」をテーマとした川柳を現在募集しており、実施に向けた機運醸成と「出会いのまち姫路」を全国的にPRしております。
なお、イベント初日の点灯式等、まだ調整中の事項も多くございますので、詳細につきましては、決まり次第皆さんにお知らせいたします。私からは、以上でございます。

質疑応答(要旨)
記者:
大手前イルミネーションの歩行者天国の実施期間はどれくらいでしょうか。
市長:
この件については、現在警察や交通事業者等の関係者と協議中です。
昨年、初めてイルミネーションを実施しましたが、横断歩道上で歩行者が写真撮影を行うことで人流が停滞し、車両との接触事故を起こしかねないので改善が望まれると意見がございました。そこで、安全対策の意味も込めて歩行者天国の期間を設けまして、お城と大手前通りのイルミネーションを真正面からゆっくりと楽しんでいただこうと計画しました。
まだ詳細を協議中ですが、イルミネーションの期間中に数日間実施することについては警察からも前向きな回答をいただいておりますので今回の発表となりました。
記者:
歩行者天国の区間はどのあたりですか。
市長:
東行きの国道2号線の北側から城南線、護国神社の南側までです。期間中は姫路城をバックに大手前通り、家老屋敷公園、大手前公園全体で特別な演出を行います。
記者:
隈研吾さんは大変お忙しい方だと思いますが、今回の特別企画展で、本人が姫路に来られて作品の説明をされる機会などはありますか。
観光経済局長:
残念ながら、開催期間中はスケジュールが合わず来られる機会はありません。
しかしながら12月にオールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクトに関するフォーラムを計画しており、そちらに来ていただくことで調整をしております。
記者:
手柄山オータムジャンボリーの婚活イベントとはどのようなものですか。
担当職員:
まだ企画中ですが、事前に参加者を募り、マッチングが成立した方には、手柄山オータムジャンボリーイベント内での特典が得られるようなことができればと思っております。
市長:
イルミネーションもそうですが、市では現在「出会いのまち」をプロデュースしております。共通の趣味がロックフェスの方が、オータムジャンボリーで初めてデートし、それをきっかっけに結婚することができましたとなればいいなと思っております。今回、姫路ふるさと大使のノーベルブライトの竹中さんが、姫路城の三の丸広場でコンサートをされ、オータムジャンボリーにも出演していただきます。婚活イベントでマッチングした人にも、その優先招待ができればといいなと思っていますが、それはまだ検討段階です。
また、オータムジャンボリーは、単純に観光イベントだけではなく、姫路の付加価値を高めるようなものになればと思っております。先日プロ野球のフレッシュオールスターを開催しましたが、ウインク球場を野球だけで使うとなると、稼働率があまり良くありません。今回のオータムジャンボリーは、球場もイベント会場のひとつという認知を高めるという意味でも計画しました。そして、それが新しいスポーツ施設や新手柄駅開業の機運醸成に繋がればと思っている次第です。
記者:
球場の外で開催されるスポーツ体験を実施する姫路に本拠地を置くスポーツチームとは、具体的にどのチームですか。
担当職員:
バレーのヴィクトリーナ姫路、サッカーのハリマアルビオン、野球の姫路イーグレッターズ、バスケットの姫路イーグレッツです。また、この他にも、市外ですが調整中のチームもあります。