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令和7年1月10日市長記者会見

  • 更新日:
  • ID:29717

会見事項

  1. 姫路市のブランドメッセージ&ロゴを選定する市民投票の実施について
  2. 小児予防接種事務のデジタル化のサービス提供開始について

報告事項

なし

市長会見内容

新年あけましておめでとうございます。
市政記者クラブの皆さま、新年明けて、初めての会見となります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、本年は、大阪・関西万博や瀬戸内国際芸術祭が開催され、国際交流では、昨年のポーランドのヴァヴェル城との姉妹城提携に続き、ウィーン会議の舞台となったオーストリアのシェーンブルン宮殿との姉妹城提携を締結する予定となっております。また来年には、世界歴史都市会議が本市で開催されることも決定しております。
こうした姫路の魅力を国内外に広く発信する好機を逃すことなく、観光・文化交流の促進やグローバル人材の育成、確保など、グローバルなまちづくりを戦略的に展開することで、世界から選ばれるまち、市民の皆さまが誇りに思える姫路を創造してまいります。
さらに、活力に満ちた明るい姫路の未来を切り拓く「人」を育むために、子育て環境や教育環境のさらなる充実を図るとともに、多様な人材を育成し、姫路でくらす全ての「人」が輝けるまちづくりを、切れ目なく進めてまいります。
本年も、市民の皆さまに寄り添い、「人をたいせつにし、人に寄り添う市政」を進めてまいりますので、よろしくお願いします。それでは、本日の会見事項について、発表をさせていただきます。

姫路市のブランドメッセージ&ロゴを選定する市民投票の実施について

まずは、姫路市のブランドメッセージとロゴを選定する市民投票の実施についてでございます。
今年度の主要事業の一つとして、昨年7月より「住み続けたいひめじプロジェクト」を実施してまいりました。このプロジェクトは、姫路を「住み続けたい」、「一度離れたとしても戻ってきたい」と思えるまちにするために、本市の「ブランドメッセージとロゴ」を作成し、これを旗印として、市内外へ本市の魅力を広く発信することを目指すものでございます。
作成にあたっては、市民の皆さまに共感していただけるものになるよう、「ひめじ大会議」と題した市民参加型のワークショップ等を計6回開催し、本市の魅力や未来像について語り合っていただきました。参加者の皆さまからは「歴史と文化に恵まれている」や、「ほどよく田舎で都会」「ポテンシャルがある」など、数多くのご意見をいただき、本市に対する熱い思いをひしひしと感じたところでございます。
昨年11月には、ワークショップ等に参加いただいた延べ409人の皆さまの声、計2,848件の意見等をもとに誕生したブランドメッセージの案を公表いたしましたが、本日は、そのロゴマーク案について新たに発表いたします。
一つ目は、「住むほどに“好き”が深まる “姫”のまち」であります。
これは歳を重ねるごとに“好き”の理由が増えていくまちであることを表現いたしました。ロゴマークのデザインには、参加者の声が多かった「何でも揃っているまち」という要素を表現し、“まるっと揃うまち”として丸をイメージしてデザインしました。市外にお住まいの方にも移住して欲しいとの思いから丸の上の部分を少し開けています。姫路城の奥には山と川。左側には市の鳥であるシラサギ、右側には市の木であるカシの木、手前には、左側からJR姫路駅前の商業ビル、右側には対照的に、歴史的建造物である固寧倉を描きました。大手前通りの先に描かれた海には、“好き”が深まり溜まっていく様を表現しています。海の中の3つの黒色のハートは、千姫の葵の紋をモチーフとしました。その他の白色のハートは、家島諸島を表しています。なお、海岸線は西国街道を表し、本市の位置にマークを施しました。
二つ目は、「“人”がまじわる “旅”がはじまる」であります。
これは古くから交通の要衝であり、多様な人が交わることで新しい人生の“旅”が生まれるまちであることを表現いたしました。ロゴマークのデザインは、先程と同様に丸をイメージし、伝統あるまちであることをより強く表現するためにシンプルな和風のデザインとしました。円に交わる4本のラインは、JR姫路駅に停車する路線を表すとともに、その地の利によって人々が交わる様子を描いており、その先にはひとつとなって新しいものを生み出していくイメージを表現いたしました。また、重なり合った部分は着物の合わせを表現しており、千姫などの恵まれた歴史文化を連想させるデザインとしました。なお、“人”の文字は、日の丸のジャパンレッド、“旅”の文字は冠位十二階の最高位・大徳の色であるジャパンヴァイオレットで鮮やかに表現しました。
三つ目は、「ひめたるひめじ」であります。
この言葉の中にはさまざまなニュアンスが含まれており、さらなる発展の可能性を秘めたまちであることを表現いたしました。ロゴマークのデザインには、姫路城を包むひらがなの「ひ」の中に、山や川をはじめ、日本酒、姫路おでん、秋祭り、皮革、ジャコウアゲハなど、本市の要素をふんだんに描きました。こちらに描き切れなかった要素も含め、数多くの資源が存在しているまちであることを表現しています。また、姫路城は、平安時代に王朝で人気であった今様色、それを包む「ひ」は、奢侈禁止令により華美な色の使用が禁止された江戸時代に、限られた色の中で工夫を凝らした“四十八茶百鼠”の一種「藍鼠」で描きました。どちらも当時流行した色であり、故きを温ねて新しきを知ることで、これからの流行をつくっていける可能性があるまちであることを表現しました。
この度、市民の皆さまのいろいろな思いが詰まった「ブランドメッセージとロゴ」3案が出来上がりましたが、いずれも姫路を象徴するとても良いものが出来上がったなと思っております。これから市民投票により、もっとも姫路らしいと思えるものを1つ選びます。投票は本日午後3時からから2月11日まで、オンラインによって行い、選ばれた最も共感が得られたメッセージとロゴマークを3月中旬に公表する予定としております。
市民の皆さまはもちろん、大学進学や就職等により一度故郷を離れた方など、本市にゆかりのあるたくさんの方に投票いただき、市民投票を盛り上げていただきたいと思います。

小児予防接種事務のデジタル化のサービス提供開始について

最後に、小児予防接種事務のデジタル化のサービス提供開始についてでございます。
本市が進めております子育て世帯を対象とした姫路版スマートシティ事業の一環として、本年1月から、姫路市医師会のご協力のもと、子育て応援アプリ「ひめっこ手帳」で小児予防接種の予診票を保護者の皆さまが入力し、医療機関へ提出できる新たなサービスを開始いたしました。
「ひめっこ手帳」においては、昨年2月から乳幼児健診などの問診票をデジタルで市へ提出できるサービスを開始しておりましたが、今回のサービス開始により、保護者の皆さまの利便性をさらに向上させ、子育てをより一層サポートいたします。
これまでの小児予防接種の紙の予診票では、同じ日に複数の予防接種を受ける場合、予防接種ごとに予診票を記入していただく必要があり、保護者の皆さまにとって大変お手間となっておりました。このサービスを利用いただくことで、同じ日の接種であれば予診票の入力が1回で済むほか、予防接種のスケジュール管理や接種履歴の確認まで、アプリで完結することができます。
また、子育てで忙しい毎日でも登録した接種予定日が近づくとプッシュ通知でお知らせしますので、接種予定日を忘れず安心してご利用できるアプリとなっています。多くの子育て世代の皆さんにご利用いただき、子育ての一助となれば幸いです。
デジタル予診票を利用できる医療機関につきましては、医療機関の皆さまのご協力のもと、今後も拡充に努めてまいります。私からは、以上でございます。

質疑応答(要旨)

記者:
ブランドメッセージとロゴマークの決定後は、どのように活用される予定ですか。

市長:
職員の名刺や市の刊行物など、あらゆる媒体で活用し浸透させたいですね。また、市ではさまざまな行事やイベントを行っていますが、そこでも使っていきたいです。イベントの名前にブランドメッセージを入れ込んだりするのも面白いのかなとも思っております。

記者:
市役所だけでなく、民間にも開放されるのでしょうか。

市長:そうですね。姫路市のブランド力を高めるため、公序良俗に反さない限りは、より多くの人に使っていただきたいと思っております。なお、使用にあたってお金を取ることは全く考えておりません。
先ほど説明しましたが、3つのブランドメッセージとロゴには、ひめじ大会議に参加いただいた市民の皆さんのいろいろな思いが込められています。今後何年にもわたって使用するものになると思いますので、市民の皆さんにはしっかりと吟味いただいて、「私が応援したメッセージ・ロゴマークですよ」といった感じで愛着を持ってもらいたいので、たくさんの人に投票していただきたいなと思います。

記者:
この度新たなサービスを追加された「ひめっこ手帳」の導入時期と現在の利用者数を教えてください。

市長:
導入は令和5年の9月からです。

デジタル戦略本部副本部長:
1月1日時点のダウンロード数は約8000になります。

記者:
今回のデジタル化で医療機関側に何かメリットはありますか。

デジタル戦略本部副本部長:
予防接種に係る費用の請求もデジタルで済みますので事務の軽減につながると思います。

記者:
姫路市で受けることのできる小児予防接種は何種類でしょうか。

デジタル戦略本部副本部長:
12種類あり、接種件数は年間約10万件です。

記者:
予防接種の接種率はいかがでしょうか。

担当課職員:
1歳までの予防接種であれば97%程度、1歳を超えると96%程度となります。

市長:
予防接種に関しては副反応を恐れて接種されない方もおられます。ただ医学や医療に携わる者としては、親御さんには逆に打つメリットも非常に大きいということをしっかりと考えていただきたいですし、市では「市民が一人ひとりの「いのち」を大切にできる姫路」を目指しておりますので、その辺りは真摯に説明していきたいと思っております。