弥勒寺本堂
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名称
弥勒寺本堂

概要
長保2年(1000)、書写山円教寺を開基した性空上人が草庵を建てたのが始まりで、長保4年(1002)巨智延昌が花山法皇の勅命により弥勒堂、護法堂、護摩堂を建立し通宝山弥勒寺と称した。現在の本堂は、康暦2年(1380)赤松義則によって再建されたものである。本堂は、桁行3間、梁間5間の規模で、前方部の桁行3間、梁間2間を開放の外陣とし、内陣の両脇および後面に各1間の廂間を付属し、中央に唐様須弥壇を配置する。細工が施された内陣の折上小組格天井など各部の形式手法は南北朝時代の標本とされる。なお、墨書銘により弘治3年(1557)、寛文2年(1662)、寛政2年(1790)、天保5年(1834)等に修理を受けたことが判る。明治43年(1910)向拝廻りと屋根葺替が行われた。昭和30年から31年まで解体修理を行った。

所在地
姫路市夢前町寺1051

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