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寿量院(円教寺)

  • 更新日:
  • ID:1815

名称

寿量院

概要

圓教寺の塔頭の1つで、圓教寺伽藍の東寄りの東谷に位置する。寺伝によれば、長和元年(1012)に延昭が開いた中院房に始まり、承安4年(1174)に後白河法皇参籠の行宮となった。永禄元年(1558)に長英が中興して無量寿院と改め、天和元年(1681)に永尚が再興して寿量院と称したが、再興直後に焼失した。現在の客殿および庫裏は、貞享5年(1688)に再建したものである。客殿および庫裏は敷地中央に南面し、客殿南面東端から突き出た中門の南方に棟門を開く。棟門の東西に土塀を延ばして、客殿の南から東の庭園を囲う。桁行29.7メートル、梁間17.0メートル、一重、入母屋造段違、中門および玄関が附属する。中門は切妻造、玄関は唐破風造、本瓦および銅板葺。昭和31年6月28日指定。
平成26年1月27日に棟門1棟と附土塀1基が追加指定されるとともに、名称を圓教寺寿量院から寿量院に改めた。棟門の建立年代は詳らかでないが、板蟇股や懸魚の様式からほぼ同時期と考えられる。棟門は、間口一間、前後支柱付、切妻造、本瓦葺。土塀は本瓦葺の築地塀で、東方延長75.9メートル、西方延長20.1メートル、西方で折れ曲がり、客殿および庫裏の玄関南東に潜門を開く。

所在地

姫路市書写

写真

客殿および庫裏

寿量院客殿および庫裏の写真

棟門

寿量院棟門の写真