甲山経塚出土品 附荒神社出土泥塔
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名称
甲山経塚出土品 附荒神社出土泥塔

概要
甲山経塚は、御旅山の北西端に位置する甲山の山頂近くに位置する。
昭和42年に発掘調査され、3基が確認された。経塚は、立石状の露頭岩を中心にその周囲の岩盤の隙間や縁辺に位置され、縦長で扁平な板石で囲まれ、一部に封石が認められた。
出土品は、経筒の外容器が土師質のもの2口、須恵器甕を転用したもの1口、経筒は土師質の1口と破片が8点。副納品には、土器類等がある。土師器皿2個、青白磁合子3個。泥塔は1個で、塔身正面に二仏の坐像が陽形の范で浮き出されている。甲山南麓の荒神社に御神体として祀られている別の1個を含め、全国でこの2例しか知られていない。
他に菊花双鸑鏡1面、銅銭1個、用途不明の須恵質土製品1個がある。

所在地
姫路市四郷町坂元414-1 姫路市埋蔵文化財センター

写真
泥塔(向かって左が甲山経塚出土、右が荒神社出土)
お問い合わせ
姫路市 教育委員会事務局 生涯学習部 文化財課
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電話番号: 079-221-2786
ファクス番号: 079-221-2779