「姫路文学館紀要」29号を発刊
- 更新日:
- ID:33122
資料提供日
令和7年4月17日(金曜日)
問い合わせ先
担当課 姫路文学館学芸課
担当者 杉田
電話番号 079-293-8228
姫路文学館では「姫路文学館紀要 第29号」を発行しました。内容の紹介と購入方法についてお知らせします。29号では、例年の第27回司馬遼太郎メモリアル・デーの記録として、作家の澤田瞳子氏の講演「歴史小説とはなにか」を収録。併せて、特別展「没後10年 作家 車谷長吉展」で開幕記念として実施した対談「高橋順子・前田速夫「私だけが知っている車谷長吉」」の記録と、令和3年度に開催した企画展「絵本作家長谷川集平の仕事展 絵本デビュー46年のキープ・オン・ロッキン!」の記録を掲載しています。
概要
書籍名
姫路文学館紀要 第29号
編集・発行
姫路文学館
仕様
A5判 本文135ページ
価格
800円
部数
300部(限定)
部数が限定されますので、早めにお求めください。
販売場所
姫路文学館
発行日
令和8年3月31日
29号掲載内容
第27回司馬遼太郎メモリアル・デーの記録
令和7年8月7日、姫路文学館・講堂で開催した第27回司馬遼太郎メモリアル・デーの全内容の記録。
- 講演「歴史小説とはなにか」 澤田瞳子(作家)
- 挨拶 上村洋行(司馬遼太郎記念館館長)
講演「歴史小説とはなにか」の要旨
司馬遼太郎さんは、歴史的な事実を巧みにフィクションに織り込み、時代の変革の中で生きている人を書くのが一番の本領だったのだと考える。
歴史小説とは、歴史を作っていく存在である。例えば一般的な幕末のイメージは豊富にある創作物によって生まれたものである。織田信長、土方歳三、坂本龍馬の三人の人物像も、明治から戦前、戦後と、歴史小説に書かれることにより変わってきた。現在の多くの人が思う土方や龍馬の人物像は、司馬さんの影響が大きい。
また、その時代の雰囲気を残しつつ、今の人に親しみやすい言葉や描写に作り変えることは一種の翻訳に近い作業だと思う。
研究と不仲という人もいるが、学問である歴史学と、基本的に虚構の歴史小説では、歴史へのアプローチの仕方が違う。方法こそ異なるが相互に影響し合い、歴史への関心と理解を深める契機となる。
歴史小説は過去を身近にし、私たちの日常を豊かにする存在である。
澤田瞳子(さわだ とうこ)
作家。昭和52年(1977)、京都府生まれ。同志社大学文学部卒業、同大学大学院博士前期課程修了。奈良仏教史を専門に研究したのち、平成22年(2010)に長編小説『孤鷹の天』(徳間書店)でデビュー、同作で中山義秀文学賞を受賞。平成25年(2013)『満つる月の如し 仏師・定朝』(徳間書店)で新田次郎文学賞、平成28年(2016)『若冲』(文藝春秋)で親鸞賞、令和2年(2020)『駆け入りの寺』(文藝春秋)で舟橋聖一文学賞、令和3年(2021)『星落ちて、なお』(文藝春秋)で第165回直木賞をそれぞれ受賞している。近著に『月ぞ流るる』(文藝春秋)、『のち更に咲く』(新潮社)、『赫夜』(光文社)、『孤城 春たり』(徳間書店)、『しらゆきの果て』(KADOKAWA)や歴史エッセイ『京都の歩き方 歴史小説家50の視点』(新潮社)などがある。現在、産経新聞に「暁を踏む馬」を連載中。
[記録]没後10年 作家 車谷長吉展 開幕記念対談 「高橋順子・前田速夫「私だけが知っている車谷長吉」」
車谷長吉の夫人で詩人の高橋順子氏と、元「新潮」編集長で編集者としてデビュー作以来の盟友として車谷と向き合った前田速夫氏による対談。車谷との出会いから別れまで、それぞれの興味深いエピソードが語られ、車谷文学の意義や将来性についても言及された。
[記録]令和3年度企画展 絵本作家長谷川集平の仕事展 絵本デビュー46年のキープ・オン・ロッキン!
姫路出身の絵本作家長谷川集平氏の多彩な表現活動の軌跡を、第1章「どこまでも続く道」では誕生から現在(展覧会当時)までの歩みを中心に、第2章「表現の総合格闘技」では小説、挿絵・共作絵本、音楽にまで広がる創作とその意義について紹介した展覧会の記録。

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