姫路の歴史
- 更新日:
- ID:7248
およそ1万年昔の縄文時代から人が住んでいたといわれる姫路の地には、太古の昔から受け継がれた壮大なロマンが宿っています。
この地が播磨の中心になったのは、大化改新の後(7世紀)に播磨国の国府が置かれ、さらに8世紀中ごろに聖武天皇の勅令で国分寺が建てられてからのこと。今に伝わる広峯神社や書写山円教寺などの古刹が創建されたのも同じ時代です。
そして、室町時代に入ると、播磨の豪族赤松氏によって姫山にとりでが築かれ、その後に秀吉が天守閣を持つ姫路城を築城。次いで姫路に入った池田輝政が現在の名城・姫路城を築き上げました。
こんな郷土の歴史を教えてくれる施設が、姫路城のすぐそばにあります。貴重な民俗資料を展示する兵庫県立歴史博物館別ウィンドウで開くと、城郭の研究を行う日本城郭研究センターです。姫路城のヒロイン・千姫ゆかりの千姫天満宮や、恋物語「お夏・清十郎」のモデルになった二人の墓のある慶雲寺をはじめ、伝説に彩られた史跡も市内に数多点在しています。また、平成8年4月、手柄山にオープンした姫路市平和資料館では、戦禍を浴びた被災都市として平和への願いをこめつつ、近代の歴史を紹介しています。
平成18年3月27日には飾磨郡家島町・夢前町、神崎郡香寺町、宍粟郡安富町を編入合併。「躍進を続ける播磨の中核都市」「心かよう交流の都市(まち)」を将来像に掲げ、地方分権時代の新しい行政体制の展開に向け、新たなステップを踏み出しました。
兵庫県立歴史博物館
日本城郭研究センター
「新姫路市」誕生 ー資料で振り返る姫路の歴史ー
明治の姫路市誕生から、平成18年の合併による「新姫路市」誕生までを貴重な映像で振り返ります。
姫路の歩み
カッコ内は西暦
紀元前 | 手柄山から黒曜石の石器が昭和32年に出土 |
---|---|
(400年ごろ) | 宮山古墳、壇場山古墳が造られる |
(700年ごろ) | 播磨に国府が置かれる |
康保3年(966年) | 性空上人が書写山を開く |
天正9年(1581年) | 秀吉の姫路城築城。三層の天守閣ができる |
慶長6年(1601年) | 池田輝政が築城に着手 |
慶長14年(1609年) | 五層六階の大天守を持つ姫路城完成 |
元和2年(1616年) | 千姫が本多忠刻の夫人として姫路へ来る |
寛政6年(1794年) | 建部政賢が林田藩校「敬業館」を建てる |
文政4年(1821年) | 河合寸翁が「仁寿山校」を開く |
明治4年(1871年) | 姫路県が置かれ、その後飾磨県となる |
明治9年(1876年) | 飾磨県を廃し、兵庫県に合併 |
明治21年(1888年) | 山陽鉄道、神戸・姫路間が開通 |
明治22年(1889年) | 姫路市制を敷く(人口24,958人、面積3.03平方キロメートル) |
明治34年(1901年) | 市徽章制定 |
明治36年(1903年) | 御幸通り完成 |
明治40年(1907年) | 市内電話開通 |
明治44年(1911年) | 姫路城天守閣修理完成 |
大正4年(1915年) | 市役所改築(北条口) |
大正11年(1922年) | 姫路商業会議所開設(昭和29年に「姫路商工会議所」に改称) |
大正14年(1925年) | 城北村を合併 |
昭和4年(1929年) | 上水道給水を開始 |
昭和6年(1931年) | 姫路城が国宝に指定、市公会堂完成 |
昭和8年(1933年) | 水上村、砥堀村を合併 |
昭和10年(1935年) | 城南村、高岡村を合併 |
昭和11年(1936年) | 安室村、荒川村、手柄村を合併 |
昭和14年(1939年) | 市立鷺城中学校開校(現市立姫路高等学校) |
昭和17年(1942年) | 市立飾磨高等女学校開校(現市立飾磨高等学校) |
昭和20年(1945年) | 太平洋戦争、空爆のため市街地の大部分を焼失、終戦 |
昭和21年(1946年) | 飾磨市、白浜町、広畑町、網干町、大津村、勝原村、余部村と合併し、新しい姫路市誕生(総面積106.69平方キロメートル)、新生姫路市議会議員選挙、市立飾磨中学校開校(現市立飾磨高等学校) |
昭和22年(1947年) | 新制小学校37校・中学校14校開校、市役所移転(本町68)、市立図書館開館 |
昭和23年(1948年) | 消防署設置、新制高等学校開校、保育所発足 |
昭和26年(1951年) | 動物園開園 |
昭和27年(1952年) | 教育委員会発足 |
昭和29年(1954年) | 八木・糸引・曽左・余部・太市村を合併、名古山霊苑開苑 |
昭和30年(1955年) | 大手前通り完成 |
昭和32年(1957年) | 四郷・花田・御国野・別所村を合併 |
昭和33年(1958年) | 飾東・神南・的形村を合併、書写ロープウェイ完成 |
昭和34年(1959年) | 大塩町を合併、姫路球場完成 |
昭和39年(1964年) | 姫路城「昭和の大修理」完成 |
昭和40年(1965年) | ベルギー・シャルルロア市と姉妹都市提携 |
昭和41年(1966年) | 姫路大博覧会開催、市花「サギソウ」を制定、水族館開館、松本市と姉妹都市提携 |
昭和42年(1967年) | 姫路港が特定重要港湾に指定、林田町を合併 |
昭和43年(1968年) | 人口40万人突破 |
昭和44年(1969年) | 市旗制定 |
昭和47年(1972年) | 山陽新幹線開通、鳥取市と姉妹都市提携、文化センター開館、「カシの木」を市木に制定 |
昭和49年(1974年) | 市民プール完成 |
昭和51年(1976年) | 市民会館開館、アメリカ・フェニックス市と姉妹都市提携 |
昭和54年(1979年) | 夜間急病センター(現休日・夜間急病センター)開設 |
昭和55年(1980年) | 新市庁舎完成・移転(安田四丁目1)、手柄山温室植物園開園、勤労市民会館開館 |
昭和56年(1981年) | 生涯学習大学校開校、市立総合スポーツ会館開館、自治福祉会館開館 |
昭和57年(1982年) | オーストラリア・アデレード市と姉妹都市提携 |
昭和58年(1983年) | 美術館開館 |
昭和59年(1984年) | ブラジル・クリチーバ市と姉妹都市提携 |
昭和60年(1985年) | 新姫路市総合計画を策定、テレトピア構想モデル都市に指定 |
昭和62年(1987年) | 中国・太原市と友好都市提携 |
昭和63年(1988年) | 都市景観形成モデル都市に指定、和辻哲郎文化賞創設 |
平成元年(1989年) | 市制100周年記念行事「姫路百祭シロトピア」開催(3月18日から6月4日まで)、緑の相談所オープン、音楽専用ホール「パルナソスホール」オープン、JR姫路駅周辺高架化事業認可、「しらさぎ」を市鳥・「ジャコウアゲハ」を市蝶に制定、姫路城・シャンティイ城が姉妹城提携 |
平成2年(1990年) | 日本城郭研究センターオープン、総合福祉通園センター「ルネス花北」オープン |
平成3年(1991年) | 姫路文学館オープン、駅西再開発ビル「キャスパ」完成、JR姫路駅周辺高架化事業工事着手 |
平成4年(1992年) | 好古園開園、星の子館開館、姫路城が「世界遺産」に推薦される |
平成5年(1993年) | 姫路科学館開館、国宝姫路城が日本で初めて世界文化遺産に登録、キャスティバル'94開催(12月10日から翌年12月10日まで) |
平成6年(1994年) | 書写の里・美術工芸館開館 |
平成7年(1995年) | 兵庫県南部地震(阪神・淡路大地震)発生、新中央保健所オープン |
平成8年(1996年) | 姫路市が中核市になる、水の館開館、平和資料館開館、姫路文学館南館開館、高齢者バス優待乗車助成事業開始 |
平成9年(1997年) | 姫路市行政手続条例施行、姫路市医師会館開館、姫路市休日・夜間急病センターオープン、山陽自動車道の全面開通 |
平成10年(1998年) | 姫路市消防50周年記念式典開催、「播磨臨海地域道路網協議会」設立、「市政ふれあいメール」開設、「姫路城・世界文化遺産登録5周年記念フォーラム」開催、「ひめじウェルカム21」グランドオープニングイベント開催 |
平成11年(1999年) | 「水道通水70週年記念式典」開催、「市政施行110周年記念式典」開催、災害協力協定(17企業・2団体)締結、「姫路港開港40周年」記念行事開催、「市民トーク」開始、緑化推進で内閣総理大臣表彰(自然観察の森) |
平成12年(2000年) | 「全国世界遺産都市会議」姫路市で開催、姫路市こども会議開催、姫路みなとドーム完成、清流の復活で建設大臣賞「甦る水100選」を受賞、「中核市サミット2000in姫路」を開催、「21世紀カウントダウン」開催 |
平成13年(2001年) | 「国宝四城サミット」を姫路市で開催、イーグレひめじ完成、姫路フィルムコミッション設立 |
平成14年(2002年) | すこやかセンター開設、ハリウッド映画「ラスト・サムライ」の撮影(書写山円教寺) |
平成15年(2003年) | すまいるステーション駅前市役所開設、青少年センター開設 |
平成16年(2004年) | 市政出前講座開始、伊勢自然の里・環境学習センター開設、観光なびポート開設 |
平成17年(2005年) | 姫路市・家島町・夢前町・香寺町・安富町による合併協定を締結、国際会議観光都市に認定、埋蔵文化財センター開設、赤レンガ館(美術館)100周年記念事業開催、わかものジョブセンター開設 |
平成18年(2006年) | JR山陽本線高架開通、家島町・夢前町・香寺町・安富町の4町を編入合併 |
平成19年(2007年) | 姫路・岡山・鳥取城下町物語推進協議会設置、姫路城「桜門橋」開通、姫路市防災センター開設、はやしだ交流センター「ゆたりん」開設 |
平成20年(2008年) | JR山陽本線「はりま勝原駅」開業、第25回全国菓子博覧会・兵庫(姫路菓子博2008)開催、「EAROPH姫路・兵庫世界大会2008」開催、姫路駅周辺の高架化が完了 |
平成21年(2009年) | 「市政施行120周年記念式典」開催、小中一貫教育推進モデル校「白鷺小学校・白鷺中学校」開校、姫路科学館リニューアル、姫路城大天守保存修理事業着手 |
平成22年(2010年) | 総合教育センター開設、エコパークあぼし開設、発達医療センター花北診療所開設、飾磨支所・南保健センター新築移転、人権啓発センター開設 |
平成23年(2011年) | 姫路城大天守修理見学施設「天空の白鷺」開設、手柄山交流ステーション開設、B-1ブランプリin姫路開催、水族館リニューアル |
平成24年(2012年) | 美術館リニューアル、平成26年NHK大河ドラマに「軍師官兵衛」決定 |
平成25年(2013年) | ひめじ官兵衛プロジェクト推進協議会を設立、キャッスルガーデン開設、キャッスルビュー開設、「姫路市まちづくりと自治の条例」を制定 |
平成26年(2014年) | 姫路球場リニューアル |
平成27年(2015年) | 連携中枢都市宣言、世界遺産姫路城マラソン開催、姫路城グランドオープン、ドイツ・ノイシュバンシュタイン城との観光友好交流協定締結、新姫路駅北駅前広場が完成、播磨圏域連携中枢都市圏形成に係る連携協約締結(姫路市と6市8町)、秋篠宮殿下が31年ぶりに姫路をご訪問、夢前スマートインターチェンジ開設、図書館の相互利用開始(7市8町)、人間将棋開催、赤穂市と連携協約締結 |
平成28年(2016年) | JR山陽本線「東姫路駅」開業、「姫ちゃり」の運用開始、姫路科学館リニューアル、姫路文学館リニューアル、「ひめじ地産地消の日」制定 |
平成29年(2017年) | 姫路駅北駅前広場モニュメント時計設置、「銀の馬車道 鉱石の道」が日本遺産に認定、障害支援センター開設、北部学校給食センター開設、「全国市議会議長会研究フォーラムin姫路」開設 |
平成30年(2018年) | 高校生議会開設、義務教育学校「白鷺小中学校」開校、坊勢漁港ふれあいプラザ開設、世界遺産サミット開催 |
平成31年・令和元年(2019年) | 新姫路駅南駅前広場完成、「市政施行130周年記念式典」開催、義務教育学校「四郷学院」開校、総合福祉開館開設、清元秀泰氏市長就任、姫路城・コンウィ城が姉妹城提携 |
令和2年(2020年) | 大手前通り(十二所前線以北)再整備事業完了、「姫路市行財政改革プラン2024」策定、姫路市中寺こども園開園、義務教育学校「豊富小中学校」開校、「姫路市教育大綱」策定 |
令和3年(2021年) | 東京2020オリンピック聖火リレー・レセプション開催、文化コンベンションセンター アクリエひめじ開設、第72回WHO西太平洋地域委員会 |
令和4年(2022年) | 新市場開場 |
令和5年(2023年) | 夜間中学「あかつき中学校」開校、こどもの未来健康支援センター「みらいえ」開設、姫路城世界遺産登録30周年 |