姫路文学館「第11回藤原正彦エッセイコンクール」受賞作が決定しました
- 更新日:
- ID:32335
資料提供日
令和7年12月23日(火曜日)
問い合わせ先
担当課 姫路文学館
担当者 甲斐
電話番号 079-293-8228
「第11回藤原正彦エッセイコンクール」の受賞作が決定しましたのでお知らせします。
藤原正彦エッセイコンクールの概要
姫路文学館では、エッセイストとしても人気の高い藤原正彦姫路文学館長(数学者・作家・お茶の水女子大学名誉教授)が「読書」とともに推奨する「書くこと」の大切さを伝えるため、平成27年度に「藤原正彦エッセイコンクール」を創設しました。本賞は、中学生以上を対象とし、藤原館長の審査により、中学生部門、高校生部門、一般部門の各部門に最優秀賞、優秀賞、佳作各1作を選考するものです。
審査員
藤原正彦 姫路文学館長(数学者・作家・お茶の水女子大学名誉教授)
プロフィール
昭和18年旧満州生まれ。新田次郎・藤原てい夫妻の次男。
東京大学理学部数学科卒業、同大学院修士課程修了。理学博士(東京大学)。コロラド大学助教授、お茶の水女子大学理学部教授を歴任。
昭和53年『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞、平成22年『名著講義』で文藝春秋読者賞を受賞、平成26年『孤愁』でロドリゲス通事賞を受賞。そのほか、『国家の品格』『本屋を守れ』『美しい日本の言霊』など著書多数。
平成26年4月、姫路文学館長に就任。近著に『藤原正彦の代表的日本人』。
作品規定
- 対象は中学生以上、テーマは自由、400字詰め原稿用紙5枚以内。
- 日本語で書かれた自作で、未発表のものに限る。
- 令和7年9月18日締め切り。
受賞作および受賞者(敬称略)
最優秀賞作品にはその概要も付します。
中学生部門
最優秀賞
「五時間目という戦場」
尾上 直孝(おのえ なおたか)
兵庫県
姫路市立琴陵中学校2年 兵庫県姫路市在住
- 作品概要
五時間目になると決まって現れる悪魔=眠気。今日こそは…とさまざまな秘策を繰り出すものの10分もすれば「夢の旅」へと出かけてしまう作者の涙ぐましい戦いぶりを綴る。
優秀賞
「月桃」
平山 心陽(ひらやま こはる)
青森県 青森市立西中学校1年 青森県青森市在住
佳作
「散髪代は三千円」
田内 颯太(たうち そうた)
兵庫県 姫路市立広畑中学校1年 兵庫県姫路市在住
高校生部門
最優秀賞
「本とともに」
平野 琴葉(ひらの ことは)
兵庫県立姫路西高等学校1年 兵庫県姫路市在住
- 作品概要
幼い頃から、ページをめくるたびに流れ込んでくる未知の世界に心を奪われていたのに、時間に追われて本から離れてしまったと感じる高校生活。しかし今もこれからも本は自分にとっての栄養であり宝物であることを確信するに至る。
優秀賞
「私の一歩」
河野 陽菜(こうの ひな)
山梨県 駿台甲府高等学校2年 山梨県中央市在住
佳作
「画面に映らない幸せ」
塚田 あすみ(つかだ あすみ)
東京都 青稜高等学校2年 神奈川県横浜市在住
一般部門
年齢は発表日(令和7年12月20日)現在
最優秀賞
「いのちを生きる」
日沼 よしみ(ひぬま よしみ)
77歳 無職 山梨県南アルプス市在住
- 作品概要
無言館で戦没画学生たちが描いた恋人や新妻の裸婦像に立ちすくむなか、理不尽に断ち切られたそれら命の無言の叫び声に揺さぶられるようにして、長く闘病中の夫の確かな「生」を想い、胸を熱くする。
優秀賞
「つなぐ」
井口 未来(いぐち みらい)
43歳 主婦 東京都練馬区在住
佳作
「父への詫び状」
二村 直子(ふたむら なおこ)
56歳 主婦 三重県四日市市在住
今回の応募状況
応募総数 1,931点(中学生部門547点、高校生部門761点、一般部門623点)
- 北海道から沖縄まで全国各地から力作が寄せられた。
- ドイツ在住の日本人の応募もあった。
賞
賞状、藤原正彦館長のサイン入り著書と副賞(以下のとおり)を贈呈します。
中学生部門
最優秀賞 図書カード10,000円分、優秀賞 図書カード5,000円分、佳作 図書カード2,000円分
高校生部門
最優秀賞 図書カード30,000円分、優秀賞 図書カード10,000円分、佳作 図書カード5,000円分
一般部門
最優秀賞 100,000円、優秀賞 30,000円、佳作 10,000円
受賞作品の掲載
入賞作品は、表彰式において配布する作品集(冊子)や、姫路文学館ホームページに掲載します。また、各部門の最優秀作は文化雑誌「バンカル」139号(2026年3月 姫路市文化国際交流財団発行)でも紹介します。
表彰式
日時
令和8年1月18日(日曜日) 午後1時30分から午後3時00分まで(開場は午後0時30分から)
場所
姫路文学館 講堂(北館3階)
内容
- 表彰式
- 各部門最優秀作(計3編)の朗読
音訳ボランティアグループ サークルさえずり - 藤原正彦姫路文学館長 講評・講演
定員等
当日先着100名、参加自由、無料
添付資料
第11回藤原正彦エッセイコンクール表彰式

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