糖尿病(11月14日は世界糖尿病デー)
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糖尿病についてご存じですか?

糖尿病とは?
糖尿病は血液中の糖が増えすぎて、全身に影響を与える病気です。
特に姫路市は、糖尿病有所見率が兵庫県内で男女ともに高い傾向にあります。
また、国民健康・栄養調査によると、70歳以上の方の4人に1人が「糖尿病の指摘を受けたことがある」と回答しています。
深刻な合併症へ進行する前に、日々の生活を見直し、糖尿病を予防しましょう。

生活習慣、乱れていませんか?
糖尿病には、生活習慣と関係なく発症する「1型糖尿病」と、食べ過ぎや飲みすぎ、運動不足、ストレスなどの生活習慣によって発症する「2型糖尿病」があり、日本人の患者の約9割は「2型糖尿病」です。
「ついつい食べ過ぎてしまう」「お酒が大好きでいつも飲みすぎる」そんな方は生活習慣を見直すことが、糖尿病予防に繋がります。

症状
喉の渇き、多飲、多尿、倦怠感、体重減少等があります。
ただし、症状がまったくなく、気付かないうちに糖尿病になっているケースも少なくありません。

三大合併症

神経障害
動脈硬化などで血流が悪くなり末端の神経に異常が生じると、手足のしびれなどが起こる。
感覚が麻痺し、気づかないうちに傷ついたりやけどをして手当てが遅れると、壊疽を起こしたり切断するケースもある。

網膜症
網膜の血管が傷み、ひどくなると網膜出血や網膜剥離などが起こって視力が低下したり失明することもある。

腎症
高血糖の状態が長く続くことで腎臓の血管が傷み、腎機能が低下し、放置すれば腎不全に陥る。
上記以外にも、動脈硬化やがん、認知症、歯周病など全身の疾患にも影響していると言われています。

検査結果をチェックしてみよう
- 血糖値(空腹時≧126mg/dL、OGTT(75グラム経口ブドウ糖負荷試験)2時間≧200mg/dL、随時≧200mg/dLのいずれか)
- HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)≧6.5%
(注釈)mg/dLとは1デシリットルあたり1ミリグラム
75グラム経口ブドウ糖負荷試験とは、75グラムのブドウ糖が溶けた液体を摂取しその後血糖値を測定することで、血糖値を正常に保つ能力(耐糖能)を調べる試験です。
- 1または2のいずれかが確認された場合は、「糖尿病型」と判定されます
- 1および2が同時に糖尿病型であれば、「糖尿病」と診断されます
- 血糖値が「糖尿病型」を示し、かつ「口渇、多飲、多尿、体重減少などの糖尿病の典型的な症状」又は確実な糖尿病網膜症が認められた場合は「糖尿病」と診断されます

他に疾病がある方は個人で判断せず、必ずかかりつけ医にご相談ください。

誰でも実践できる血糖コントロール!
- 食生活:栄養バランスの良い食事
- 運動:エネルギーを消費して血糖値を下げよう
- 肥満の解消:インスリンの働きを良くして発症・重症化リスクを下げよう
- 禁煙:喫煙は血管へのダメージ大!今すぐ禁煙
- お酒:適量を守って、週に2日は休肝日を
- ストレス解消:インスリンの働きを良くしよう
気づかないまま進行してしまう前に、糖尿病の疑いがある場合は早めに医療機関を受診しましょう!

姫路市における糖尿病に関する取組み
姫路市では、糖尿病の重症化(腎不全、人工透析への移行)を防止することを目的に、市内医療機関と連携した事業を実施しています。
お問い合わせ
姫路市役所 健康福祉局 保健所 保健所健康課 健康増進担当
住所: 〒670-8530 姫路市坂田町3番地 中央保健センター3階
電話番号: 079-289-1697 ファクス番号: 079-289-0210
E-mail: hokensho-kenko@city.himeji.lg.jp