大切な腎臓を守りましょう!
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慢性腎臓病について知ろう!考えよう!

慢性腎臓病(CKD)とは?
- 腎臓の糸球体や尿細管が冒されることで、腎臓の働きが3か月以上低下している病気です。
- 腎臓の機能は一度失われると回復しづらく、進行すると人工透析が必要になる場合があります。
- また、心疾患や脳血管疾患などのリスクが増加します。
- 自分には関係のない病気と思ってしまいがちですが、「成人の5人に1人」がCKDと言われています。

症状
- 初期には、自覚症状がありません。そのため、尿検査や血液検査で初めて気づくことが多いです。
- 進行すると、むくみ、高血圧、尿量の変化、全身倦怠感などの症状が現れることがあります。

こんな人は要注意!
- 高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣病がある
- 家族に腎臓病の方がいる
- タバコを吸っている
- 高齢者である
- 運動を全くしない
- 塩辛い食べ物が好き

腎機能をチェックしてみよう!

尿たんぱく
尿の中にたんぱくが出ているかどうかを調べる検査です。腎臓の働きが低下すると、尿にたんぱくがもれ出てきます。

血清クレアチニン
筋肉が運動する際に代謝されてできる老廃物です。腎臓の働きが低下すると尿中に排泄されず、血液中のクレアチニンの量が増えてしまいます。

eGFR(推算糸球体ろ過量)
1分間にどれだけの血液をろ過して、尿が作れるかを示しています。血清クレアチニン値や年齢、性別などから計算され、腎機能がどの程度残っているかを推定することができます。

CKDの定義
下記のいずれか、または両方が3か月以上続いている状態

腎障害
たんぱく尿(微量アルプミン尿を含む)などの尿異常、画像診断や血液検査、病理所見で腎障害が明らかである状態

腎機能の低下
- 血清クレアチニン値をもとに推算した糸球体濾過量(eGFR)が1.73平方メートルあたり分あたり60ミリリットル未満の状態
- 慢性腎臓病(CKD)の多くは、一般的な健診で見つけることができます。
- 健康診断等の検査結果から腎臓の状態をチェックし、早期発見、早期治療を心がけましょう!

3月第2木曜日は「世界腎臓デー」です
- 毎年3月に「世界腎臓デー」の啓発イベント、講演会を実施しています。
- 腎臓病を予防するために、生活習慣の改善に取り組むことと、健診受診し早期発見に努めましょう。
- 以下は令和6年度に実施した内容です。

日時
令和7年3月16日(日曜日) 午後1時から午後4時30分まで

場所
アクリエひめじ(姫路市神屋町143‐2) 4階大会議室

市民向け講演会

時間
午後2時から午後3時45分まで

内容
- 特定健診について
講師:国民健康保険課 - CKD(慢性腎臓病)についてのレクチャー
講師:はりま姫路総合医療センター 医師 - 食事に関して
講師:はりま姫路総合医療センター 管理栄養士 - 正しい薬の服用について
講師:姫路薬剤師会

健康イベント

時間
午後1時から午後2時まで、講演終了から午後4時30分まで

内容
- 医師、薬剤師による健康相談
- ただしい血圧測定のPOINTレクチャー
- 栄養士によるおいしく、健康な食事アドバイス
- 姫路市からの健康に関するご案内
- その他健康に関する情報や食事レシピなども!
お問い合わせ
姫路市 健康福祉局 保健所 保健所健康課 健康増進担当
住所: 〒670-8530 姫路市坂田町3番地 中央保健センター3階
電話番号: 079-289-1697 ファクス番号: 079-289-0210
E-mail: hokensho-kenko@city.himeji.lg.jp