姫路市における重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者発生について
- 更新日:
- ID:27985
資料提供日
令和6年6月21日(金曜日)
問い合わせ先
担当課 姫路市保健所防疫課
担当者 松阪・織田
電話番号 079-289-1721
概要
姫路市内において、重症熱性血小板減少症候群(以下、「SFTS」という。)の患者が6月17日に確認されました。
SFTSは、主にSFTSウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染します。マダニは春から秋にかけて活動期であることから、草むらや藪などマダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用する等、感染予防対策をお願いします。
確認された患者の概要
- 患者 男性、姫路市内在住
- 症状 発熱、食欲不振、全身倦怠感、血小板減少、白血球減少、紫斑
感染予防策等
マダニに咬まれないようにすることが重要
- 草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合は、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用して肌の露出を少なくする。また、虫よけ剤(ディート、イカリジン等の有効成分を含むもの)を使用する。
- 屋外活動後は入浴し、マダニに咬まれていないかを確認する。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部などがポイントです。
マダニに咬まれたら無理に引き抜こうとせず、皮膚科等の医療機関で処置(マダニの除去、洗浄等)をしてもらう。
- マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意する。
- もし発熱等の症状が認められた場合は、医療機関を受診し、マダニに咬まれたことを伝える。
当所の対応
- 市民からの相談対応
- 医師会等へ情報提供及び疑い患者に関する注意喚起
- 県への情報提供による関係機関への注意喚起
参考
SFTSについて
【病原体及び症状等】
- ブニヤウイルス科フレボウイルス属のSFTSウイルスによる感染症で、主にSFTSウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染する。
- 症状は、発熱、消化器症状(嘔気・嘔吐・腹痛・下痢・下血)を主徴とし、時に、頭痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴う。
- 血液所見では、血小板減少、白血球減少、血清酵素の上昇が認められる。
- 致死率は10%から30%程度である。
- マダニは、国内に広く分布し、草むらや藪に多く生息しています。食品や衣類などに発生するダニとは全く種類が異なります。
詳しくは「国立感染症研究所昆虫医科学部ホームページ別ウィンドウで開く」を参照してください。
お問い合わせ
姫路市役所 健康福祉局 保健所 保健所防疫課
住所: 〒670-8530 姫路市坂田町3番地 保健所東館3階
電話番号: 079-289-1721 ファクス番号: 079-289-0210
E-mail: hokensho-boeki@city.himeji.lg.jp