絶滅危惧種「アカマダラハナムグリ」が姫路市で初めて採集されました
- 更新日:
- ID:28315

資料提供日
令和6年7月24日(水曜日)

問い合わせ先
担当課 姫路市 姫路科学館
担当者 宮下、安田
電話番号 079-267-3001
姫路科学館の教育普及活動事業であるサイエンスエキスパート講座「昆虫の達人」の活動中に、姫路市初記録となる「アカマダラハナムグリ」が採集されました。

概要
姫路科学館の教育普及活動事業であるサイエンスエキスパート講座「昆虫の達人」の活動中に、姫路市初記録となる「アカマダラハナムグリ」が採集されました。
アカマダラハナムグリは幼虫が猛禽類や水鳥などの巣材を食べて育つという特殊な生態を持つ昆虫で、兵庫県版レッドリスト2022でAランク、環境省レッドリスト2020で情報不足(DD)に選定されており、兵庫県内では神戸市、西宮市、宝塚市、川西市、加東市、豊岡市、朝来市、洲本市、淡路市、三田市、加古川市、養父市、新温泉町などで採集記録があります。

姫路市初記録となるアカマダラハナムグリ(体長2cm)

経緯
令和6年(2024年)5月11日に姫路市石倉峯相の里で、クヌギの樹皮の隙間で樹液を舐めている本種のオス1頭を「昆虫の達人」の講師の一人である花房高志氏が発見・採集しました。また、同講座の講師らが今回の発見を報告した短報が、兵庫県の昆虫雑誌「きべりはむし」第47巻第1号(2024年6月25日発行)に掲載されました。
当該個体の標本は現在花房氏の自宅に保管されています。