全国初!緊急走行を体験できるVR運転シミュレータの実証実験を開始
- 更新日:
- ID:29679

資料提供日
令和7年1月14日(火曜日)
姫路市消防局・兵庫県立大学合同発表

問い合わせ先
担当課 警防課
担当者 救助担当係長 永田 昌平
電話番号 079-223-9561
担当課 姫路西消防署
担当者 警防第二係長 山口 晋吾
電話番号 079-294-0119(消防側の窓口)
(研究に関する問い合わせ)
兵庫県立大学 大学院工学研究科
担当者 山添 大丈(ヤマゾエ ヒロタケ)
メール yamazoe@eng.u-hyogo.ac.jp
(広報に関する問い合わせ)
兵庫県立大学 姫路工学キャンパス・総務課
担当者 西村 光代 (ニシムラ ミツヨ)
電話番号 079-266-1661
メール mitsuyo_nishimura@ofc.u-hyogo.ac.jp
姫路市消防局と兵庫県立大学は、緊急走行の事故防止教育を目的として、姫路市消防局職員を対象とした、緊急走行が体験できるVR運転シミュレータの実証実験を行います。期間は令和7年1月20日から23日まで、姫路西消防署に緊急走行が体験できるVR運転シミュレータを設置し、VR内での緊急走行時の運転行動を記録・分析することで、若手職員とベテラン職員の経験の違いによる、運転行動の違いなどを明らかにすることを目指します。

趣旨
全国の消防本部にとって、消防車や救急車の緊急走行時の交通事故防止は永遠の課題です。しかし、熟練者の減少や出動件数の増加などの影響もあり、緊急車両による交通事故は断続的に発生しています。これらの事故は、救急搬送中の傷病者の容態悪化や消防機関への信用失墜など社会的影響は大きく、その防止が急務です。しかし、緊急走行は実地での予行演習が難しいため、従来の事故防止対策には限界がありました。今回の取り組みでは、VR技術を活用して緊急走行時の危険予測や事故等の疑似体験を可能とすることで、緊急走行時における事故防止対策について抜本的な改革を目指すもので、緊急走行の事故0を目指す「全国初」の取り組みといえます。

大学との官民連携事業
兵庫県立大学大学院工学研究科では、令和5年度より姫路市消防局の協力を得て、緊急走行中に発生するさまざまな状況を再現できるVR運転シミュレータの開発を進めてきました。このシミュレータを利用したこれまでの研究では、消防局職員と一般人の緊急走行中の運転行動を記録・比較し、赤信号下での交差点進入時の減速・左右確認などに顕著な違いが見られることを明らかにしました。本実証実験では、消防局職員の中でのスキルの差に着目し、若手職員とベテラン職員の運転行動を比較し、経験に基づく判断・操作の違いを分析します。得られたデータをもとに、経験に基づく運転スキルの特徴を定量化し、安全教育や運転リスク低減のための新たな教育手法の開発を目指します。

実施日時
報道向けデモンストレーション
- 令和7年1月23日(木曜日) 午前10時00分から午前11時00分

実施場所
姫路市姫路西消防署 大会議室(姫路市西今宿3丁目7番20号)

備考
- 取材を希望される方は、姫路西消防署の受付にお越しください。
- 車で来られる際は、庁舎北側の来客用駐車場に駐車してください。
- 報道機関である旨の腕章の着用をお願いします。

実験の様子

実験イメージ