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マイコプラズマ肺炎

  • 更新日:
  • ID:28982

マイコプラズマ肺炎に注意しましょう

兵庫県内の基幹定点医療機関(14医療機関)からの報告によると、令和6年第36週(令和6年9月2日から8日)の定点医療機関あたりの患者報告数は3.21人で、過去10年間で最多となっています。

姫路市内においても、定点あたりの患者報告数は増加傾向で、平年と比較してもかなり多い状況です。

以下の記事を参考に、日ごろの感染症対策を徹底し、感染を予防しましょう。

定点医療機関の報告より

マイコプラズマ肺炎とは

「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。

幼児、学童期、青年期を中心に全年齢でみられますが、患者の約80%は14歳以下です。

1年中みられますが、特に秋冬に増加する傾向があります。

主な症状

2から3週間の潜伏期間のあと、以下の症状が現れることがあります。

  • 発熱
  • 全身倦怠感
  • 乾性咳嗽(乾いた咳)

5から10%未満の方で、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症を併発する症例も報告されています。

感染経路

  • 飛沫感染:感染した人の咳のしぶき(飛沫)を吸い込むこと
  • 接触感染:病原体が付着した手で口や鼻に触れること

受診・治療

心配な症状のある方は速やかに医療機関を受診しましょう。

治療には、一般的に抗菌薬(マクロライド系が第一選択薬,他にはテトラサイクリン系やニューキノロン系)を投与します。

ほとんどの場合、治療後は予後良好ですが、合併症を起こすこともあります。受診後は医師の指示に従いましょう。

予防方法

マイコプラズマ肺炎は飛沫・接触感染で広まることから、手洗い、うがい及び咳エチケット等の日常の基本的な感染症対策を徹底しましょう。

特に、保育施設、幼稚園、学校、職場等の集団施設内や家庭内で感染が広まりやすいので注意が必要です。

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