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蚊媒介感染症

  • 更新日:
  • ID:3715

蚊媒介感染症とは

蚊媒介感染症とは、病原体を保有する蚊に刺されることによって起こる感染症のことです。
代表的な蚊媒介感染症には、ジカウイルス感染症、デング熱、チクングニア熱、日本脳炎、ウエストナイル熱、マラリアなどがあり、これらの疾患は感染症法で四類感染症に指定されています。世界的に蚊媒介感染症は多く発生し、特に熱帯や亜熱帯地域で広く流行しています。

主な蚊媒介感染症の特徴について

ジカウイルス感染症

  • 主な媒介蚊
    ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど
  • 感染経路
    ヒト-蚊-ヒト(ただし、性行為による感染例が報告されています)
  • 流行地域
    厚生労働省ホームページ別ウィンドウで開くを参照してください
  • 症状
    軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、班丘疹、結膜炎、疲労感、倦怠感など
  • 潜伏期間
    2日から12日(多くは2日から7日)

デング熱

  • 主な媒介蚊
    ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど
  • 感染経路
    ヒト-蚊-ヒト
  • 発生地域
    アフリカ地域、アメリカ地域、東地中海地域、東南アジア地域、西太平洋地域の熱帯・亜熱帯地域。
  • 症状
    発熱から始まり、頭痛、眼窩痛、筋肉痛、関節痛など
  • 潜伏期間
    2日から15日(多くは3日から7日)

治療法

マラリアには抗マラリア薬を投与しますが、それ以外の感染症では特異的な治療法はなく、対症療法が主体となります。
そのため、感染してからの治療よりも蚊に刺されないための対策が重要です。

予防対策

防蚊対策

  • 皮膚の露出を減らし(長袖シャツ・長ズボンの着用、裸足でのサンダル履きを避けるなど)、虫よけスプレーなどで蚊にさされないようにしましょう。
    屋内では、網戸や扉の開閉を極力減らし蚊の侵入を防ぐとともに、家庭用殺虫剤や蚊取り線香などを利用しましょう。蚊帳の利用も効果が期待できます。

蚊の発生源対策

  • 幼虫発生源をなくすために、定期的に雨水が溜まった容器を逆さにして水をなくすなど、以下の人工容器などに水が溜まらないように注意しましょう。
    植木鉢の皿、屋外に放置された空きびん・かん、ペットボトル、雨ざらしのじょうろ、墓石の花立て、古タイヤ など
  • 水の除去が難しい場合(雨水桝など)には、成長阻害剤などの薬品を使用し、蚊の幼虫を駆除しましょう(なるべく薬剤を使用しない対策を検討しましょう)。
  • 排水溝に水が溜まっている場合には、網をかけましょう。

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