百日咳
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百日咳が増加しています!
- 姫路市における発生状況は、2024年に43人(兵庫県207人)の届出数となっています。
- 2025年はすでに全国・兵庫県・姫路市とも前年の報告数を上回っています。
- 百日咳は通年で発生しますが、初夏から夏にかけて増加する傾向にあり、姫路市でも第19週(5月5日から11日)より報告数が増加しています。
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百日咳とは
- 百日咳は、百日咳菌による、非常に感染力の強い急性気道感染症です。
- 特徴的な咳が長く続き、1歳未満乳児、特に生後6か月以下では、まれに亡くなってしまうことがあります。
- また、肺炎やけいれん、脳炎などを引き起こしてしまうこともあります。

感染経路
主に、患者の咳やくしゃみなどにより、しぶきに含まれる細菌を吸い込むことによる飛沫感染や、感染者と接触することによる接触感染とされています。

症状
成人では、咳は長期間続きますが、比較的軽い症状で経過することが多く、受診・診断が遅れることがあります。

潜伏期間・症状
症状は、7日から10日程度の潜伏期間を経て、3つの期に分けられ、全経過で約2か月から3か月で回復します。
- 風邪症状がみられ、次第に咳の回数が増えて強くなっていきます。カタル期。約2週間。
- その後、短い咳が連続的に起こり、咳の最後に大きく息を吸い込み、痰を出しておさまるという症状を繰り返します。痙咳期。約2週間から3週間。
- 激しい咳は次第におさまりますが、時折、発作性の咳がみられます。回復期。2週間から3週間。

予防方法

飛沫感染対策
- 飛沫感染には、マスクの着用が有効です。咳や咽頭痛などの呼吸器症状がある場合は、適切にマスクを着用しましょう。
- 未就学児のマスクの着用についてはご注意ください。
- 2歳未満の子どもについては、推奨していません。
- 2歳以上の子どもについては、保護者等が適宜判断をして着用してください。着用する場合は、お子さんの体調の変化に気を付けましょう。

予防接種
定期の予防接種としては、生後2か月から計4回DPT-IPV-Hib(ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ・インフルエンザ菌b型)5種混合ワクチンを接種できます。
- 五種混合予防接種
5種混合ワクチンを説明しています。

治療
- 治療には、マクロライド系抗菌薬が検討されます。
- 咳が激しい場合には、咳止め等の対症療法がおこなわれることもあります。

関連情報
- 百日咳別ウィンドウで開く
国立健康危機管理研究機構のページです。
- 五種混合ワクチン別ウィンドウで開く
厚生労働省のページです。
お問い合わせ
姫路市 健康福祉局 保健所 保健所予防課 感染症・予防接種担当
住所: 〒670-8530 姫路市坂田町3番地 中央保健センター3階別ウィンドウで開く
電話番号: 079-289-1721
ファクス番号: 079-289-0210