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百日咳

  • 更新日:
  • ID:30662

百日咳が増加しています!

姫路市における発生状況は、2024年に43人(兵庫県207人)の届出数となっています。

2025年はすでに全国・兵庫県とも前年報告数を上回っており、市内でも流行しています。

姫路市の累積報告数の年別推移(百日咳)

百日咳とは

百日咳は、百日咳菌による、非常に感染力の強い急性気道感染症です。特徴的な咳が長く続き、1歳未満乳児(特に生後6か月以下)では、まれに亡くなってしまうことがあります。また、肺炎やけいれん、脳炎などを引き起こしてしまうこともあります。

感染経路

主に、患者の咳やくしゃみなどにより、しぶきに含まれる細菌を吸い込むことによる飛沫感染や、感染者と接触することによる接触感染とされています。

症状について

成人では、咳は長期間続きますが、比較的軽い症状で経過することが多く、受診・診断が遅れることがあります。

潜伏期間・症状

症状は、7から10日程度の潜伏期間を経て、3つの期に分けられ、全経過で約2から3か月で回復します。

  1. 風邪症状がみられ、次第に咳の回数が増えて強くなっていきます(カタル期:約2週間)。
  2. その後、短い咳が連続的に起こり、咳の最後に大きく息を吸い込み、痰を出しておさまるという症状を繰り返します(痙咳期:約2から3週間)。
  3. 激しい咳は次第におさまりますが、時折、発作性の咳がみられます(回復期:2、3週間)。

予防方法について

飛沫感染対策

飛沫感染には、マスクの着用が有効です。咳や咽頭痛などの呼吸器症状がある場合は、適切にマスクを着用しましょう。

未就学児のマスクの着用についてはご注意ください。

  • 2歳未満の子どもについては、推奨していません。
  • 2歳以上の子どもについては、保護者等が適宜判断をして着用してください。着用する場合は、お子さんの体調の変化に気を付けましょう。

予防接種

定期の予防接種としては、生後2か月から計4回DPT-IPV-Hib(ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ・インフルエンザ菌b型)5種混合ワクチンを接種できます。

治療について

治療には、マクロライド系抗菌薬が検討されます。また、咳が激しい場合には咳止め等の対症療法がおこなわれることもあります。

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